ハラの立ったこと | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、我がフィットネスクラブのS店。


柄の悪い繁華街のど真ん中にあるのは、皆さんご存知の通り。


そして場所柄、集まってくる会員が、一癖も二癖もあるのもご承知の通り。


こういう個性的(?)な会員達をどう感じるかによって、本人の好き嫌いが分かれるはずだ。


ぼくの場合、最初は好ましいものに感じた。


自由奔放というか、他人に干渉もされも、しもしないというか、自分の好みがはっきりしているというか、


行ったことはないが、外国のフィットネスクラブはこんな雰囲気だと思われる。


変人の要素がかなり強いことを自分達は自覚していないだろうし、他人が変でも気にかけていないのである。


かく言うぼく自身も立派な変人なので、同類の心地よさを感じる部分は大いにある。


・・・・・・


だが、最近になって、この雰囲気がひどく不快なものに感じ始めた。


ある日、中級エアロビクスに参加したのだが、当然開始時間前にスタジオに入って、ぼくなりの場所を確保していた。


だが、その日は遠慮して、入り口近くの最後部の隅っこに位置取りをしていたのがマズかった。


インストラクターは「福島だぁ~」だったのだが、予想以上に人気のクラスでほぼ満員の状態だった。


それでもレッスンが始まるときには、動くことが出来る最小限のスペースは、各自確保できていた。


ところが、ウォームアップ開始後、遅れてきた人がどんどん入場してくるのである。


しかも、申し合わせたように、ぼくの前に割り込んでくるのである。


まあ、ウォームアップ中だから、動いているうちに全体が適当な距離に調和していくのだが。


もちろんインストラクターも気を使って、前後に大きく移動するときに、


「後ろが詰まっていますから全体的に前に出てきてください。」


と、何度も指導してくれていた。


・・・・・・


ところが、次々と遅れて入場する人が絶えないのである。


ぼくも、インストラクターに手や身振りでこれ以上は無理だと合図した。


インストラクターもその状況には気がついて、最前列が鏡にくっ付くくらいに移動するよう連呼していた。


・・・・・・


ところが、もうウォームアップも最終段階に差し掛かっているにも拘らず、まだ次々に入場してくるのである。


終いには、ぼくは入り口のドアに押し付けられるような形になってしまった。


もっと腹が立つのは、当たり前のように入場してきて、スミマセンという態度もなく、ヘーキで人の前に割り込むのである。


これじゃ、エアロビクスどころの騒ぎではない。


ついにぼくはインストラクターを睨みつけてから、スタジオを出てしまいました。


・・・・・・


もう、腹の虫が収まらなかったので、退館するときに「クレームがあるから責任者に会わせろ」と若いスタッフに要求しました。


あいにく不在ですので、私でよければ伺いますというので、


「レッスンが始まったあと10人以上も遅れて入室するのを放置するのはイッタイどういうことか?」・・・と。


これに対する彼の答えを聞いてビックリしてしまった。


「10分間は入室を許可しています。」と言ったのだ。


「マットを使うヨガなどは入室を制限していますが、10分間はウォームアップの時間だから許しています。」


のだそうだ。


ウォームアップ不足で会員が怪我をしてクラブ側が責任を問われてもいいのかと聞くと、


「改善を検討してみます」との返答だった。


改善するわけがないので、それ以上追求しなかった。


要するに、ウォームアップの時間はあってもなくてもいいとクラブ側は考えていることになる。


そして、これがこのクラブを退会する意思を決定的なものにさせた。


・・・・・・


インストラクターにも責任があるとも考えたのだが、クラブ側がそのんな方針なので、入室を断るわけにはいかなくなる。


インストラクターは不十分なウォームアップの状態でレッスンを始める危険性を、養成中にイヤというほど叩き込まれたはずだ。


だから内心忸怩たる気持ちであることは容易に察することが出来る。


だから、インストラクターを責める気にはなれない。


・・・・・・


腹が立つのは、ちゃんと時間内に入室して待っている人間に対して失礼だろうということである。


そりゃ、1~2分の遅刻は誰でもあるので、スタジオが空いていていれば入室は認めてもいいと思う。


信じられないのが、10分間の遅れを制度として認めているクラブ側の神経である。


ぼくが思うに、クラブ側は逃げているのだ。


個性的な会員から苦情が来るのが怖いのだ。


時間を守る会員を尊重するより、


ウォームアップ不足で会員が怪我をする危険性より、


苦情処理から逃れることを重視しているのだ。


・・・・・・


ぼくが怒っているのは変でしょうか?


10分後の入室を認めるのは、クラブとして当たり前なのでしょうか?


ぼくの常識がズレているのでしょうか?