ぼくには分からない | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、このバッジご存知ですか?


フィットネスクラブの人々

ぼくは一度も見たことありません。

渋谷で家族と別れ、一人で各駅電車に乗った。

昭和記念公園を歩いて疲れていたので、急行ではなく座れる各駅にした。

発車間際になって若い女性が息を切らせて飛び乗りぼくの前に立った。

見ると、アンダーバストから下が広がるワンピースを着ていた。

顔はそんなに太っておらず、腹がポッコリ出ていた。

アチャァー、よりによってぼくの前に妊婦が立つなよっ!

・・・・っと思った。

妊娠バッジらしきものは見えなかったが、明らかに妊婦だ。

どー見ても妊婦だ。

そこまで確認して、ぼくは席を立った。

「ドーゾ」

彼女は声に出さずに何か口の中でつぶやいた。

もう一度ぼくは「ドーゾ」と言った。

すると、明らかに不愉快そうな口調で

「わたし妊娠していませんっ!!」

「あっ!失礼しました」・・・とぼく。

・・・・・・・

ぼくは座りなおしたが、気まずい空気がずっと流れる。

それにしても、その女の反応はいったい何だっ!!

席を譲ろうとしたぼくはそんなに失礼な人間なのか。

声に出さずに動いた口は明らかにぼくに対して毒づいていた。

実に不愉快だ。

一駅過ぎて代官山でかなりの数の乗客が下り、ぼくの隣の席も空いた。

その女は、一瞬座ろうとするそぶりを見せたが、シルバーシートに空席が出来たので、そちらのほうに移動して座った。

シルバーシートにだ。

実に不愉快だ。

最近の女は実に不愉快だ。

最近の女は実に無礼だ。

・・・・・・・

ってなことを帰ってからカミサンに話したら。

妊娠バッジをしていようが絶対に立つ必要はないというのだ。

どうしても座りたいなら、シルバーシートに行くべきだ。

妊婦だとしても席を譲る必要なんか全くない。

自分が妊娠していたときでさえ、席を譲って欲しいなんてこれっぽっちも思ったことない。

・・・・というのだ。

もしバッジを付けていたとしても、席を譲って欲しいという印じゃないというのだ。

娘もカミサンの意見に完璧に同調した。

皆さんどう思います?

・・・・・・・

以前、カミサンが出産後しばらく太っていた時期があった。

お気に入りのローラアシュレイのワンピースを気取って着ていた。

すると、前に座っていた若い女性が、ドーゾと席を譲ったのだ。

カミサンは、ありがとうと言いながら涼しい顔をして席に座った。

・・・・・・・

ちなみに、それ以来カミサンはローラアシュレイを一切着なくなった。f^_^;