イタリアの豪華客船costa concordiが座礁した事件。
11万トンですぜ。
それが横倒しになっている。
もっと沖だったら、完全に沈没していたことだろう。
昔船乗りだったので、こういう事故には強い興味がある。
写真を見て違和感を覚えたのが、右に傾いて沈んでいること。
しかし、クローズアップ写真を見ると、左の船底が大きくえぐられて、岩が食い込んでいるように見える。

ならば、そこから浸水し船は左にに傾くはずだ。
そこで、乗客たちの証言を読んでみた。
最初船は左に傾きだしたと証言している。
しかし、しばらくすると急速に右に傾斜を始めたとある。
そのために、片舷で救命ボートを待っていたのだが、突然逆の側に移動するよう命じられたようだ。
やはり、これは不思議な挙動だ。
出航3時間後にディナーを食べていたときに発生したとのことだったので、外はもう暗かったらしい。
事故当時、巡航速度で航行していたはずだから、衝撃はすさまじかったはずである。
行き足が止まるまで相当な距離を進んだと思われる。
生きた心地がしなかっただろう。
ディナー中だったことは、客の大半がアッパーデッキにいただろうから、それが思ったほど死者の数が多くなかった理由かもしれない。
まあ、退船命令が出るまでに小一時間かかったようだが。
天候、ナビゲーションシステムなど事故原因はこれから解明されるだろうが、どうも人為的な怠慢による事故に思えてならない。
それにしても、あれだけの豪華客船が沈むなんて、誰が予想できただろう。(@_@)