2010年クリント・イーストウッド監督のアメリカ映画。
【バベル】を思い出した。
3つの物語が別々に進行して、あるときそれが交差するという映画手法が同じだからだ。
じゃぁ、出来はどうだったかというと、バベルに完全に負けている。
観客は、物語りがいつ交差するだろうという興味を持ちながら観ている。
その交差させ方が複雑で洒落ているほど、いいストーリーであると知っていて、
それを期待するのだ。
サンフランシスコ、ロンドン、パリの物語がロンドンで交差するのだが、単純で無理がある。
残念。
テーマは「死後の世界」。
そう、キワモノになりがちなテーマだ。
だが、映画の「雰囲気」はとてもいい。
イーストウッドらしい押えた人間描写だ。
だから、雰囲気を楽しむ人にはオススメだ。
だけれども、ぼくのように交差の仕方が単純すぎると見る人や、
マット・デーモンとTVキャスター役のセシル・ドゥ・フランスが最後にどうしてああなっちゃうのか不自然だ、
・・・と見る人には、物足りない映画だといえよう。