・・・・・・・っということで、赤岳登山のオマケ。
1)登りの途中、岩場に取り付いたとき、降りてくるお婆さんとすれ違った。
それも一人で下りて来た。
明らかにぼくより齢はずっと上の、正真正銘のお婆さんだった。
絶対にその場所に相応しくない、あってはならないものを見てしまった。
疲れた様子もなく、スイスイと下っていった。
あれは亡霊か妖怪だったのだろうか?
2)山を登っていて、登頂できずに諦めたのはこれが初めてだった。
そして、登山中腹の調子が悪くなり、岩陰で大○をしたのも初めてだった。
急激な岩場だったので、チョット裏に回りこみ、足場が悪かったけれど、崖下に向けてケツを出した。
足が滑ったらそのまま真っ逆さまに落下する不安定な体勢だった。
人生最悪の死に方をしないでヨカッタ。
3)登りの尾根で登頂を終えて下ってくるパーティー2組とすれ違った。
山での挨拶は昔から「コンニチワァ~」だ。
みんなリュックにカウベルを付けて、カランコロンと音を立てながら歩いていた。
そうだ、この辺は熊が出没するんだった。
山道には、小動物のフンが所々にあった。
大きなフンに遭遇していたら、間違いなくゾッとしていただろう。
4)6時間の行程のうち、最初の2時間は誰にも会わなかった。
尾根ですれ違った2パーティーの若者。
1)で書いた単独行のお婆さんと、いかにも慣れた中年のオッサン一人。
これが途中で出会った人々のすべてだ。
途中聞こえるのは小鳥の声、木々を吹き抜ける風の音、小動物が移動する音、
・・・これが全てだった。
それと、熊除けを持たないぼくがときどき発する、音程の外れた口笛(ピーターのテーマね)が、
間抜けな感じで周囲の森林に吸い込まれるのだった。
5)岩場をクサリ一本で登るのも怖いが、下るのももっと怖い。
何故かそのときに無意識で吹いていた口笛は、【瀬戸の花嫁】だった。
以上、教訓:
【人気のないコースの山道は絶対に一人で登るなっ!】
でした。