【マークスの山】 | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、直木賞シリーズ。

これまた直木賞受賞作【第109回(1993年上半期)】。

ヤッパリ直木賞は努力賞なのかなぁ?

2段組約450ページの分厚い本。

ミステリーだが、警察小説という分類に属すらしい。

日本の刑事というものがどういう捜査をするのか、非常に細かく書かれていて、感心させられた。

本当にご苦労さんと言いたい。

作者に対しても、本職の刑事たちに対しても・・・。

さて、力作なのだが、何しろ長すぎる。

取材が緻密だ。

ところが、こういう作品がしばしば陥る欠点が本作にも見られる。

芯となる骨格が弱いのだ。

その弱い骨格にたくさんの肉を付けたものだから、返って骨格の弱さが目に付いてしまう。

最初にスコップで殴り殺される自転車屋が何故、早朝に下山したか説明がない。

それより何より、5人が共謀して殺そうと計画したその動機。

これが全く弱い。

枝葉の説明はもの凄く多いのだけれど、骨格が貧弱すぎる。

まあ、その枝葉の部分を読んで楽しむというのが目的なら、理解は出来るのだが・・・。