・・・・・・・っということで、お陰さまで母の手術は成功しました。
皆さんから、励ましのコメントいただき、ありがとうございました。
この場を借りて、お礼申し上げます。m(_ _ )m
・・・・・・(以下、気持ちの悪い人は読まないよう注意のこと。)
渡されたPHSに手術が終わったとの知らせが入り、説明を受けるための部屋に案内される。
ドアを開けると、手術衣を着たままの執刀医と助手がテーブルの後ろでもぞもぞしていた。
手術の余韻がまだ残る高揚した表情である。
テーブルの上には、ソラマメのような形をしたステンレス製の皿があり、
その中には、なにやらステーキのような塊が載っていた。
ぼくにはそれが何かすぐ分かったが、
ちょっとボケの入った父親は、昼飯を抜いた医者が、
腹ごしらえに、いまからステーキを食べようとしていると本気で思ったそうだ。( ̄_ ̄ i)
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まるでCSIの世界だ。
皿の上のorganは、つい今しがたまで82年間、
ある女性の生命をつかさどる重要な役割を果たしていたものだった。
メスの後があり、これがCTスキャンに写っていたがん細胞ですと説明された。
まだ血液の付着したゴム手袋で、無造作にそのorganをいじくりながら、ここがリンパの入り口、
この黒い箇所は空気の汚れから来るもの、
触った感じでは転移しているような感触はありません、
などと事務的にサァ~っと説明する。
彼等には見慣れた物体だろうが、
こちらは初めて目にする、肺という実物である。
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不思議と、何の感情も湧かない。
まるで、猫が捕って来たねずみを、飼い主の前に咥えて来て、自慢しているような。
あるいは、精密な時限爆弾を処理したばかりのベテランの爆弾処理班の隊長。
そんな感じを受けた。
こちらは、只ただお礼の言葉をぎこちなく繰り返すしか能がない。
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その後、集中治療室に母は移され、既に麻酔から醒めつつあった。
朦朧とした意識の中で酸素吸入マスク越しに、
今晩は息子に美味いものを食わせてやれと親父に懇願するばかり。
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(医師の説明によると、急変しなければ明日から歩行訓練、2日後には集中治療室を出て、
1週間後には退院できるでしょうとのことでした。)