・・・・・・・っということで、今回の入試カンニング事件についての過熱報道は、どうも気に食わない。
みんな知っていたことでしょう?
犯人が簡単に捕まるって。
そして、その犯人像はどんなものかも知っていたんでしょ?
違うって?
じゃあ、どんな犯人像を描いていたのですか?
こんな重大犯罪を犯すくらいだから、世にも恐ろしい冷血漢で、悪魔のような形相をしているとでも思っていたのですか?
冗談じゃない。
予想していたのは、気弱な、貧弱なネクラオタクでしょ?
違ってたって?
バスケットボールの主将をやったり、陸上選手だったりのスポーツマンだったっていうの?
京大を狙うくらいだから、成績も良かったっていうの?
へぇ~それがどうしたの?
これから、その人物像と犯罪のギャップを取り上げ、そこに至った心理状況を面白おかしく報道するつもりでしょ?
・・・・・・
大学側も偽計業務妨害なんていう罪で徹底的に彼を追い詰めるつもりなの?
どうせ、社会的制裁を十分受けたとか何とかで、不起訴処分でしょ?
だって、大学側にも落ち度はあるんですから。
・・・・・・
みーんな、予想していた結果でしょ?
そして、このニュースは急激に鮮度が失われ、忘却の彼方に去っていく。
その程度のニュースだったのです。
また次の、過熱ニュースのネタを血眼になって探すんでしょ?
こういうことをなんて言います?
【予定調和】って言うんです。
・・・・・・
どうして、こんな役にも立たないニュースで日本中が盛り上がるのでしょう?
それは、現実逃避したいからなんです。
重大なニュースは疲れる。
考えるのがメンドクサイ。
池上彰さんに考えさせておけばいい。
結末が予想できない。
見てみぬフリをしていれば、いつかはどうにかなるだろう。
日本国中、みんなそういう「空気」なのです。