マダム・ダワイ(その2) | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、戦争は悲惨なものである。


その悲惨さは、映画やドキュメントなど、様々なメディアで繰り返し伝えられてきた。


自ら経験した世代はごく僅かになってしまったが、戦争を知らない世代も、戦争の本質を見失ってはならない。


だが戦争の持つもう一つの側面は、きちんと語られてこなかったような気がする。


その側面とは、RAPEである。


どんな戦争映画を見ても、この問題を避けているように見える。


ぼくの知る限り、ベッソン監督の【ジャンヌダルク】で、


英国兵士がフランスの少女を剣で刺しながら欲望を果たす場面、


【ホテルルワンダ】で、フツ族の兵士?がツチ族の女性を陵辱する場面、


これくらいしか思い浮かばない。


ちょっと想像を働かせば、容易に気付くことであるが、


軍隊は男だけの集団である。


戦いの中で兵士たちは連日死の恐怖を味わい、肉体的にも精神的にもストレスに曝されている。


そういう集団が、占領した敵の町なり村に入ったらどう行動をとるであろう?


太古の昔から、どうなるかは決まっていた。


略奪と陵辱である。


指揮官はそれを兵士たちへの褒美とし、戦う主な動機でさえあった。


戦争に負けるということは、そういうことである。


語られてはこなかったが、気付いて当然のことである。


これは昔に限ったことではない。


ついこの間のボスニア紛争でも、集団RAPEは数多く報告されている。


そして、日本の婦女子も味わった。


太平洋戦争の末期、満州や中国各地に取り残された女性たちはこの悲劇を味わった。


殺され、あるいは自ら命を絶った女性たちはどのような思いをして死んでいったのだろう。


「マダム・ダワイ」とは、日本人の家に押し入ったロシア兵が必ず口にした言葉だ。


意味は、「女を出せ」だ。