・・・・・・・っということで、病理学者の斎藤 環(たまき)が新聞で面白いことを言っていた。
「いまの民主党は裏がなさ過ぎる。あえてクリーンとは言わない」
金権政治をなくそうとか、談合をやめようとか、税金の無駄をなくそうとか、
そういうクリーンさを訴えてきたが、
政治の裏までもなくそうとして失敗しているのだというのだ。
これは面白い。
法務大臣の失言なんかは、本来は料亭かなんかでなされるべき発言だった。
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確かに、裏で隠れて重要なことが行われるのは、よくないように見える。
だがそれがいけないのは、隠れて犯罪を行っている場合だ。
国民の不利益なことを、覆い隠すことだ。
本当に大事なことは、国民の知らないところで行われているのは常識だ。
例えば、サミット会議だって、公開されるのはお披露目の記念撮影で、
会議中は非公開で、決まってから発表する。
それでも、ホントーに重要なのは、各国首脳が個人的に話し合う内容なのだ。
もっと言えば、交渉で交わされるリアルタイムの駆け引きが一番重要なはずだ。
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これだけ民主党が失態を曝していても、自民党が人気を盛り返せないのは、
あまりにも、裏が多すぎたからだ。
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そもそも日本人というのは、白黒はっきりした部分ではなく、あいまいなグレーの部分に価値を置く民族であるは
ずだ。
日本語ほど、色彩に対する表現が豊富な言語はないといわれている。
「わび」とか「さび」は、まさしくはっきり区別できないあいまいな部分を味わうという感性だ。
秋の紅葉をこれほどいつくしむ国民が他にあるだろうか?
政治家なんて、クリーンなはずがない。
クリーンな政治家なんて、資質がないと見ていいだろう。
そんなこと、日本国民は知っていて言わないだけだ。
今の政治家の駄目なところは、そこのところを使いこなすだけの力量がないところだ。
ダークだけれど、ダーティーじゃない。
クリアだけど、クリーンじゃな。
そういう政治家が育ってきていないし、それを目指そうとする政治家がいない。
それとも、日本国民はホントーにクリーンな政治家を、本気で求めているのだろうか?
もしそうだったら、これこそ大問題だ。