・・・・・・・っということで、先日、ぼくは宗教は否定しないが、
「神の存在については、実際に居ようが居まいが、どちらでも良いという立場だ。」
と書いた。
なんでぼくは、こういうひねくれた考えを持つ人間になったのかと考えた。
・・・・・・
高校生のときにニーチェの「ツァラストラはかく語りき」という本を読んだ。
なぜこの本を読もうかと思ったのは、題名が格好良かったからだ。
ただそれだけだ。
なぜそう思ったかというと、映画「2001年宇宙の旅」の冒頭のテーマに使われていた、
リヒャルト・シュトラウスの同名の交響詩に痺れたからだ。
文庫本で2冊のかなり難しい本だった。
「神は死んだ」とか、「超人」だとか、正直なところ、内容は全然理解できなかった。
生来ケチなので、せっかく買ったのだから読まなきゃ損だという執念だけで読み切った。
・・・・・・
あれから40年以上が過ぎた。
神について考える自分がいた。
そして、ニーチェを思い出した。
「人間とは神の失敗作に過ぎないのか、それとも神こそ人間の失敗作にすぎぬのか。」
という彼の言葉に突き当たった。
オオ!これだっ!
・・・っと思った。
一個人のものの考え方というものは、些細なものの積み重ねで構成されたものだという、
当たり前の結論に達したのでした。
(;^ω^A