・・・・・・・っということで、どうしてぼくは酒を飲むんだろう?
そんなこと今まで考えたこともなかった。
ただ飲みたいから飲む。
それだけだ。
だけれども、飲む行為に罪悪感があることも確かだ。
人に絡んだり、臭い息を吐いたり・・・まあ、その他モロモロの迷惑行為のことを言っているのではない。
「逃避」していることへの罪悪感だ。
脳をアルコールで麻痺させることにより、現実から逃避している自分に罪悪感を持つのである。
逃避することによって、失うものもあることも知っている。
まず自分の健康だ。
そして、家族や知人からの信頼だ。
でも、もっと大きなものを失っているような気がする。
自分に対する自信だ。
オレはもっと強い人間じゃなかったかという自信だ。
逃避は弱さから来ている。
誰だって、逃げる自分を見たくはない。
・・・・・・
それでも飲む。
逃げだと分かっていても飲む。
もっと自分がピュアだった頃に戻りたくて。
いや、そんなに格好の良いものじゃない。
もっと鈍感だった自分に戻りたくて。
鈍感で鈍感で、世の中のことなんか全く分からないあの頃に。
そう、「無」だった頃に戻りたくって・・・・・・