集団で食える文化 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、以前から日本の不思議さというか、面白さというか・・・。


例えば落語。


「落語という文化」にしてしまうんですね。


外国の視点なら、コメディアンの集団ですよね。


こんなことを考える国ってありますか?


人を笑わせるスキルを持った芸人を、芸術家の集団にまで昇華してしまうんですね。


そういう風に、日本人は何でも「~道」にしてしまうんです。


そこには、師匠という存在の下にピラミッド型の組織を作ってしまうんです。


別の皮肉な言い方をすれば、「集団で食える文化」にしてしまうんです。


・・・・・・


これが悪いと言っているんじゃないんです。


何でも芸術に昇華する日本人ってスゴイと思うんです。


他の国と比べ、この特質は群を抜いている。


柔道、華道、剣道、弓道、空手道、書道、空手道、


・・・・・・そして、相撲道である。


ぼくは、相撲というのは【プロレス】となんら変わらないと思っているんです。


本質は、プロレスと全く変わらない。


いったいどこが違うのか?


片や本気で、片や八百長で・・・っと言われるかも知れない。


ぼくは、ボクシングのような本気とは違うと思っている。


相撲もプロレスも【興行】であり、なんら変わらない。


その本質は、【様式美】を争うものであり、本当の意味での強さを争う場ではないと思っている。


そこんところを、いまの人たちは誤解しているんじゃないだろうか。


相撲を愛する人たちは、心の底ではガチンコの勝負を望んでいないんじゃないかな?


まさしく、プロレスと同じじゃないですか?