・・・・・・・っということで、以前から日本の不思議さというか、面白さというか・・・。
例えば落語。
「落語という文化」にしてしまうんですね。
外国の視点なら、コメディアンの集団ですよね。
こんなことを考える国ってありますか?
人を笑わせるスキルを持った芸人を、芸術家の集団にまで昇華してしまうんですね。
そういう風に、日本人は何でも「~道」にしてしまうんです。
そこには、師匠という存在の下にピラミッド型の組織を作ってしまうんです。
別の皮肉な言い方をすれば、「集団で食える文化」にしてしまうんです。
・・・・・・
これが悪いと言っているんじゃないんです。
何でも芸術に昇華する日本人ってスゴイと思うんです。
他の国と比べ、この特質は群を抜いている。
柔道、華道、剣道、弓道、空手道、書道、空手道、
・・・・・・そして、相撲道である。
ぼくは、相撲というのは【プロレス】となんら変わらないと思っているんです。
本質は、プロレスと全く変わらない。
いったいどこが違うのか?
片や本気で、片や八百長で・・・っと言われるかも知れない。
ぼくは、ボクシングのような本気とは違うと思っている。
相撲もプロレスも【興行】であり、なんら変わらない。
その本質は、【様式美】を争うものであり、本当の意味での強さを争う場ではないと思っている。
そこんところを、いまの人たちは誤解しているんじゃないだろうか。
相撲を愛する人たちは、心の底ではガチンコの勝負を望んでいないんじゃないかな?
まさしく、プロレスと同じじゃないですか?