・・・・・・・っということで、今夜のエアロビクスはガラガラだろうなぁ。
【勝って兜の緒を締めよ。】という言葉。
勝つのは気持ちがいい。
気持ちがいいと、ものを考えなくなる。
勝った要因のいい面ばかり記憶に残る。
勝ちの中に潜んでいたリスクを冷静に分析する目が曇る。
日本海海戦の勝利の記憶が、日本人を有頂天にしてしまったことに、
太平洋戦争で負けた遠因があるとぼくは思っている。
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もう一つ【勝てば官軍負ければ賊軍】という言葉がある。
「勝者=正義かよ?」・・・・・・っという問いかけをこの間したけれど、
もう一歩踏み込んで考えますよね。
「敗者=悪かよ?」・・・・・・・っと。
ぼくは、違うと思う。
そういう意味で、東京裁判は絶対に認められるべきではありません。
だけれども、戦後はずぅ~~~っと、日本は悪かったから負けたと刷り込まれてきた。
確かに、戦争と犯罪は紙一重です。
戦争犯罪というけれど、どこで線引きするかはとても難しい。
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話を戻して、勝つことによって得られる教訓と、負けて得られる教訓を比べたら、
負けたほうがより多くの有用な教訓を含んでいると思う。
ただし、敗因を分析するという冷静な心構えがあるという前提で。
コンチクショー負けちまったよ。よぉーしリベンジじゃ!っと熱くなっちゃいけないのです。
そういう意味で、日本は敗戦によって二つの間違いをしてきた。
日本が悪かったという刷り込みと、なぜ負けたのかという分析を怠ったことです。
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リーグ戦を勝ち抜いて、浮かれている人々を見て以上のような連想をしてしまいました。
別にゲームだからそれでいいのです。
大いに浮かれれいいのです。
でも、【日本人気質】という面はゲームでも現れるものです。
そういう気質が戦争で出ないとは言い切れませんよね。
戦争戦争と書いてしまっていますが、ビジネスにおいても、外交においても、
その辺は注意しておくべきだと思うのですが、どうでしょう?