夫婦の形(その4) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、夫婦の形(その4)


その男女は大学で知り合い、お互いの両親も認める許婚(いいなずけ)同士だった。


女性がアメリカに語学留学したときも、男が後から追いかけて行ったくらい仲が良かった。


男は帰国して就職し、女性はそのままアメリカに留まった。


しばらくして、男の元に女性から手紙が届き、留学先で別の日本人男性と結婚したことを知らされた。


相手は、お金持ちのお坊ちゃまだった。


・・・・・・


男はその後、ずっと独身のままだった。


お見合いの話が来ても、全て断っていた。


30歳の半ばを過ぎて、会社の者たちはようやく彼が結婚したことを知らされた。


相手は、あの彼女だった。


彼は、彼女が離婚する可能性を信じ、ずっと待っていたのだ。


・・・・・・


二人の間には、子供が授からなかった。


50歳近くになって、奥さんがNPO活動にのめり込むようになった。


フィリピンで日本人男性が現地で産ませた子供達を、逃げ帰ってきた男どもに認知させるという活動だ。


殆ど無給どころか、こちらから持ち出しの、ボランティアのような活動だ。


夫を日本に置き去りにして、その女性はもう半年もマニラで奉仕活動に没頭している。


彼女の母親は、申し訳なさそうに彼に言った:


「あの子はねぇ、昔から、男の子のような性格なのよ」


・・・・・・



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