・・・・・・・っということで、グリーグの叙情小曲集を久しぶりに聴いた。
エミール・ギレリスのピアノである。
CDを見ると、1974年の録音である。
ぼくは昔、クラシックに凝っていたことがある。
ノルウェイの作家という、
という曲で有名な作曲家というだけで、CDを買った。
久しぶりにクラシックでも聴くかと思って、
なぜかこのCDを手に取った。
20曲ほどの小品が納められているのだが、
殆どの曲を覚えている。
あの頃、
そう、
あの頃、
若かったぼくは、
何回もクラシックを聴いて
何回も飽きずに聴いて、
聴くための時間なんか、
そういう時間なんか、
無限にあると信じて疑わず、
ただひたすらに聴いていた。
だが、いまはどうなのだろう?
若い頃の時間と
今の時間を比べると、
いまの時間の使い方は・・・、
なんと無駄な時間を過ごしていることだろう。
もう一度、
自分の好きなことを、
ただただ好きで、
だだそれだけで、
時間を過ごしてみたいものである。
・・・・・・