・・・・・っということで、ロボットの話の最終回。
前回は、ちょっとSFっぽくなり過ぎたので、ロボットの利用方法についてもう少し現実的なお話をします。
残念ながら、二足歩行の【人型ロボット】の利用は、現在のところ良いアイデアはありません。
だけれども、人の社会の中に入っていくという研究のおかげで、ロボットの各【要素】は大きく進歩しました。
(その2)でもちょっと触れた、「力制御」とか、「圧力センサー」、
「視覚センサー」などを上手くコントロースする要素がかなり使えるものになってきたのです。
最新のロボットで、先ず『人との共存』に絞ったものが発表されました。
これは、まだロボットを工場で使うのですが、
『ロボットは人の仕事を奪わないんだよ』
『ロボットは人の作業を手助けするんだよ』
というコンセプトなのです。
いくらオートメーションが発達したといっても、やはり人間が組み立てる作業というのはたくさん残っているのです。
よく、工場でパートのオバチャンたちが、一つのテーブルで組立作業をやっている光景がありますよね。
人間の間にロボットが居て、組み立てを手伝うのです。
これは、二足歩行なんかしないのですが、大きな第一歩といえるかもしれません。
ものを見る目と、作業する手を持ったロボットなのです。
後ろから人が近づくと、それを検知して、作業のスピードを遅くしたり、
危険が及ぶ可能性があるときは停止する機能を持っています。
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こんなに日本人はロボットの平和利用を一生懸命考えているのですが、
外国ではロボットといえば、先ず【軍】が興味を持つものなのです。
。(´д`lll)