胴体着陸(その2) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、アメリカで自家用機が普及しているのに、日本では全くといってイイほど普及しないのか?


それは、運輸省(あっと、いまは国交省ですね)が嫌がっているのです。


ただ、それだけです。


航空法上は、アメリカに準じた法体系ですが、その運用となると障害だらけ。


「航空法」っという大元(おおもと)の法律があって、それでカバーしきれない部分は、


「航空法施行規則」という細目を規定した規則がある。


だが、それだけではない。


例えば、ヘリコプターはどこにでも着陸できるのがウリだが、実はどこにも着陸できない。


予め、着陸予定地を申請し許可を取らなければならない。


障害物とかナンやらカンやら、いろいろな規則がある。


でも、場外着陸場を申請しようとすると、「周りの了解を得たのか?」・・・っとなる。


実質、殆ど着陸できないことになる。


酷いときなんか、故障で不時着しても、何で降りたのか後でうるさい事になる。


だから、不時着せずに無理に飛行を続けて、事故を起こしたなんてこともある。


言いたいのは、要するに、法律以外の規制があり、それは殆ど担当役人の考え方一つで左右されるということです。


アメリカでしばらく生活していたとき、ヘリコプターでゴルフ場に飛んでいったことも、


ちょいと昼飯のサンドウィッチを買いに、


あるいは、ハーバーのレストラン横にディナーを食べに直接乗りつけたこともあります。


着陸される側も、当たり前のようにあまり気にしていません。


アメリカと日本じゃ、人口密度が違うから別でしょ?というのも正論だが、


そんなことを言っていたら、いつまでも普及しない。


「便利なものなんだから、皆で使おうぜ。」・・・ってな発想が乏しい。


日本人は自ら、規制してしまう傾向がある。


・・・つづく。