出張報告 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、今回の出張で感じたこと。


「日本はいい国だなァ~」・・・・・・ってこと。


何を今更といわれるかも知れないが、久しぶりに中近東のチグハグな現状を見て、強く自覚したというわけです。


アラブ社会は、何かを発信しようともがいている気がした。


以前は西洋文明をはるかに凌ぐ、科学、美術、文化を持っていたのはご存知のとおり。


しばらく、キリスト教社会と互角の戦いを繰り広げてきたが、今ではかなりの差をつけられてしまったことは、彼等も認めざるを得ないだろう。


さらに、過激なイスラム原理主義者たちのおかげで、アラブ=テロリストという図式が世界中に刷り込まれてしまった。


とても不幸なことである。


彼等が過激な行動に走るのも、根底にこのアラブ社会が取り残されたという焦りがあると思う。


彼等が彼等の独自性を発信しようと思うと、原油収入による「マネーパワー」に頼る以外、ないように思える。


これも、とても不幸なことだ。


マネーパワーを使うといっても、今回の国のように人々を驚かせるような、奇抜な建物を短期間で造る方向に行ってしまうと、逆にますます軽蔑される結果となってしまう。


アラブ社会はいまとても悲しいと書いたのは、こういうことである。


彼等が何かを発信しようとしても、発信するものが不明確な上、手段がないのだ。



もう一つ目が向いたのは、建設ラッシュに引かれて、色々な国から出稼ぎに来た人たちである。


彼等も、悲しい。


相当悲しい。


自国では生きることさえままならない。


何かを発信するどころの話しではない。


そりゃ、誰だって自分の国で仕事をしたいだろう。


今回会った人たち(タクシードライバーや、ホテルのボーイだけど)、この国に住み続けたいという人は皆無だった。


お金に引き付けられてきただけだからだ。


それでも、劣悪な環境の中で何年も耐え忍ぶのである。



・・・・・・っと、ここまで書いて、日本との比較である。


最初に、「日本はいい国だなァ~」と感じた理由が分かってもらえると思う。


さて、じゃあ、日本は何を発信しているのだろう?


実は、発信できる国は世界に少ないのです。


発信というと、凄く漠然とした言い方だとは分かっています。


でも、発信の内容を今細かく書くことは、あえて避けます。


皆さんに、日本は発信していると言っても、ピンとこないでしょう。


すっごく漠然とした言い方ですが、私の考えはこうです。


一言で言えば、日本人らしさ。


日本じゃなければ出来ない何か。


文明といっても良いし、文化といっても良いし、芸術といっても良いし、感性といっても良い。


この世界から日本が消えてしまったら、もう誰もそれに変わるものを発信できない何か。


・・・・・・


なァ~んとなく、分かってきました?


それでも、皆さんはいったい日本はどうやって、その何かを発信しているか分からないんじゃないでしょうか。


じつは、物凄く発信しているのです。


日本人は、残念ながら口で話すことは上手じゃない。


だが、その造ったものは、物凄く発信している。


しかも、饒舌に。


例えば自動車、例えば電気製品、例えば食べ物、最近はアニメですかね?


同じものは出来ない。


日本で作られたものからは、必ず日本らしさが感じ取られているのです。


世界中の人たちに。



確かに、今回の旅行で会った殆どの人たちが英語を流暢に話すのに、日本人はいかにも下手くそだ。


これはとても皮肉なことですね。


日本は物凄く発信するものを持っているけれど、口で表現することが上手くない。


・・・・・・っということで、これから日本は製品だけではなく、人を創ることが大事でしょうね。


流暢に英語を話せなくて良いのです。


江戸時代の人も、明治の人も、今の日本人より英語が出来る人ははるかに少なかった。


にもかかわらず、あれだけのことを出来た上に、尊敬を勝ち得ていたのです。人間として。


でも、表現のツールとして英語は不可欠でしょう。



ちょっと長くなったので、まとめます。


日本人は世界に発信する何かを持っている。


でも、それを案外知らない。


その何かを自覚し、磨くことが大事でしょう。


そして最後に、英語力。


これが出来るようになると、次の100年の日本はすばらしい国になることは間違いありません。


残念ながら、私のジェネレーションではもう無理なんですよね。


次のジェネレーションがしなければならないことは、ものすごく明確だと思いませんか?


・・・・・・


以上、会社への報告より、よほど気合を入れて書きました。


(;^ω^A