別れの季節(その1) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・っということで、3月末は「別れの季節」である。


今年もいろいろな別れがあった。


まずは、フィットネスクラブ関係。


昨日は、Uインストラクター(男性)のラストレッスンに参加した。
初中級エアロビクス。(ランが入らないやつ。)
普段は出ないクラスである。


彼は当初、このクラブでかなりのレッスンを受け持っていた。
だが、だんだん減って、昨日のクラスが最後である。


私は、彼のインストラクターとしてのプロフェッショナリズムには敬意を表するが、彼のレッスンには魅力を感じなかった。

なぜかというと、その理由はかなり深い。
相当深い。
この場で説明するのは、ちょっと重過ぎる。

同じ男性として、「職業」という観点から彼を見てしまうからである。


私は、インストラクターの世界に関しては全くの素人である。
アタリマエだ。
でも、彼のやり方は間違っていると断言できる。


彼はベテランである。
知識も豊富だ。
努力もしている。


だが、昨日参加して、私が問題だと思う点が、さらに悪化している。
・・・・・っと言わざるを得ない。


昨日のレッスンがどういうものだったかというと・・・・。


なんと彼オリジナルの選曲でCDを作ってきて、最初から最後まで通してしまったのである。


・・・・・んッ?
そのどこが悪いの?

・・・・・っと思われるかも知れない。


最初の準備運動から、本番のパート、最後のクールダウン、はたまた腹筋の運動まで、
最初にCDをかけたら最後まで50分間休みなく、一枚のCDに納まっている。

・・・・・・・?


当然、間の休み時間も考慮しある。

・・・・・・ウ~ン。


このCDを製作するのに、彼はどの位の時間を費やしただろう。

選曲からはじまり、つなぎの部分でカウントがズレないように編集する。

彼の頭の中では、50分間というレッスンの時間配分が完璧に出来上がっている。
ウォームアップの時間から、レッスンの中で何回プレゼンテーションをし、
そして、完成形を何回生徒に繰り返えさせるかまで。


そんな風にレッスンが進行するとは思えない。

実際、クールダウンの時点で、曲がずれてしまった。

・・・・・・・。


そして、彼のお別れのスピーチ。

「私のここでのレッスンは、これが最後になりました。」
・・・・・っと、しみじみと彼は言った。


だが、会員に囲まれることもなく、
涙もなく、ましてや花束も、激励の言葉さえもない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

別れの季節である。