太極拳(その4) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・っということで、太極拳にはかなりハマりました。


私は「老子」が好きなので、太極拳を道教側から解釈して、一人で面白がっていました。


老子は、ご存知のように「無用の用」とか、「無為自然」、「上善如水」などの言葉は一度は聞いたことがあると思います。

中国人は儒教より、道教の影響のほうが強いように思われます。

実際、中国人と何度か道教について語り合いましたので、その感を強くしました。


太極とは、宇宙の根源という意味でいいでしょう。

そうなら、太極拳とはスゴイ名前ですね。


老子は、「天下の物は有より生じ、有は無より生ず」とあるように、物事は全て無から生じたと考えています。

この辺を話し出すと、キリがないのですが、何も無いことは、何でもあると同義で、無からは無限のエネルギーが出てくるということです。


・・・・・っで、太極拳はこの無から出てくるエネルギーを使う武術と私は理解しています。


第一の動作は、静かに大地に立って、自然のエネルギーを両手で、導き出し、自分のおヘソの下に蓄えるしぐさをします。(中国は「気」の流れを重視します。)

おヘソの下とは、「臍下丹田(せいかたんでん)」といって、人間のパワーが宿る場所です。

女性なら、子宮の場所。

そうですね、そこから生命は生まれてきますよね。

(男性も、切腹するということは、自分をさらけ出すと言う意味があります。心は、心臓でも、脳ミソでもなく、腹の下にあると昔の人は考えていたようです。)


太極拳第二の動きは、両手をボールを持つような形にして、臍下丹田からパワーを取り出すようなしぐさをします。

そして、それを両手で分ける動作をします。
太極図

「太極図」というのを皆さん見たことがあると思います。


これは、中国人の宇宙観を簡潔に表した図です。

韓国の国旗にも使われているデザインですね。

丸が宇宙全体で、黒と白の境目が「無」です。

白い魚と黒い魚とも見え、黒い側を中心に見ると黒い魚。

白いと側を中心に見ると、白い魚。

じゃあ、白と黒の境目は何か。

そこにはその境があるが、その境は白でも黒でもない。

すなわち無なのです。

無が分かれて天地を生ずる。

この考えは、聖書にも見られますね。

「始めに光あれと神はいわれた」・・・・ってえアレです。

人間は本能的に、無から有が生じたと考えているようです。

科学でも、宇宙の最初はBig Banであったと考えるのが定説ですよね。


さて、太極拳のボールを抱えるようなしぐさ。

ちょうどこの「太極図」を表していると考えて間違いないでしょう。

次にその手を分ける動作。

それは、無から有、すなわちエネルギーが生じると考えます。

そのエネルギーを使って、相手の動きを封じるわけです。


アー、書き出したら止まらない。

これはあくまで私の考えで、明確にこうだと言い切っている書物を見たことは無いので、例によって私の独断と偏見かも知れません。


....to be continued.