こちらの記事は、シリーズものです。
「大学対抗交渉コンペティション」なるものに出るゼミだよ、
という告知で入ったゼミは、夏休みを過ぎるぐらいまでは
かなり落ち着いていてやることも多くなく。
カフェ運営に奔走していた大学1〜2年、
大学休学していったNY留学と、
ゆったりした大学生活なんて、送ったことなかったので
それはそれは新鮮な体験でしたが。
が、秋になり、その年のコンペティションの問題が発表されるや否や、
その問題がマジで本格的なことに衝撃の嵐。
ある架空の国に設立されているブルー社と
これまた別の架空の国に設立されているレッド社との
架空の取引の話が、日本語でも30ページぐらいに渡って、
ストーリーが記載されている。
架空ではあるが、ストーリー上で締結された契約書が添付されている。
もちろん、契約書は、英語。
そして、取引上のトラブルが起こる。
さぁ、ここで、どのように法律問題を解決するのか?!
どう交渉するのか?!
という、日本の大学生にここまでやらせるのかー
的な実技っぷり。
まず、読み込むだけで、1週間かかる。
そして、問題を精査して、ディスカッションしていく。
ゼミの先輩も加わって、図書館の会議室を借りて、
何が問題なのかの整理。
どこに両者の言い分の食い違いがあるかを整理。
場を仕切る人。意見を積極的に言う人。
ただ黙って見入ってポカンとしている人。
せっせとメモだけ取る人。
こうやって見えてくる人間模様。
最初は時間に余裕があるが
コンペティションが近づくにつれて、
なくなっていく準備時間。
自分たちの見解を文書でまとめ、
期限までに提出しなければならない。
それももちろん英語。
ビジネス英語で文章を書くことも
冒頭陳述を英語で話すことも
全くやったことがないので全然できない。
練習時間もそこそこだがやるしかない。
大会ギリギリまで
チームで議論し、英語でまとめての繰り返し。
・私たちは何をどこのタイミングで主張するのか、
・相手から予想される主張は何で、どう論破するのか
・あるいは、どうWin-Winに持っていくか
・相手がつかれたくないポイントはどこか
・それを発見する質問は何か
・どういう受け答えをしたら、相手が懐を開示してくるか
等を事前準備するのである。
画して、こうして、大会前2週間前は、
ゼミ生先輩も含めて15人から
それぞれ5人ほどのチームが3チームとなり、
チームがそれぞれに、本気でぶつかり
「本気でやれよ」「やってるよ」と喧嘩もするわ、
あまりに切羽詰まりすぎ、かえって
何もできなくなる自分に不甲斐なくなって涙出るわ、
同世代とここまで本気でぶつかることもないだろうと
いうぐらいに、人間ドラマのすえ、
やはりここでも、ゼミ室になかば泊まり込み状態で、
睡眠2〜3時間だったり、
家に帰ると、
「新聞届いてるやーん!朝じゃん!」的な生活となりながら
ああ、私の人生に、「ゆったり」っていうのはないのねー
とつくづく思いながら、
眠い目をこすりながら、
だがしかし、とてつもなく充実感に溢れて、
交渉コンペティション当日を迎えたのでした。
つづく

