示談交渉の前に、私はその流れとポイントをネットで勉強しまくりました。

弁護士の無料相談(私の場合無職無収入なので、30分✕3回まで無料ですが、実際は2回)へも行きました。


流れとしては、まず、後遺障害等級の認定を第三者機関(名称は忘れました)から受けなければなりません。

この等級によって、示談金(損害賠償金)の相場が大きく違ってきます。

で、お医者さんに後遺障害診断書を書いてもらうのですが、ここが第1ポイント。

最終的にレントゲン撮影し、それを元に診断書を書こうとしていましたが、ちょっと待てよ。

背骨の骨折が判明したのは、MRIを撮ったからでしたよね。

だから、先生にお願いし、もう一度MRIを撮ってもらいました。

実は、第三者機関へ診断書と骨折の証拠写真が提出されるので、いくら背骨3箇所骨折と書いてあっても、その写真がないと意味ないのです。

このあたりは保険屋任せにもできますが、基本保険屋は営利企業なので、余り払いたくない方向で動きますよね。

だから、最終的にMRI検査していなかったら、背骨の骨折の証拠写真は提出されなかったでしょう。

そして、診断書のチェック。

医学用語で書かれてあるところは正直わかりません。

しかし、運動障害を記入する欄があるのですが、腰の障害については前屈何度とかは書いてあるのですが、首の障害について書かれていない。

ちゃんと計測したのに。

で、追記をお願いしました。

弁護士費用の問題が無ければ、このあたりから弁護士さんに一任することもてきるのですが、私はその対象ではありませんでした。

私の場合、自分が弁護士特約付の保険に入っているか、実家の火災保険に弁護士特約が付いていれば、費用を気にせず弁護士に任せることが出来たのですが。

で約1か月後、等級が下りました。

これに対して異議申し立てもできるのですが、専門知識のある弁護士でもないので、単なる悪あがきになる可能性が高かったので、その結果を受け入れました。

まあ、素人の私に、やれることは全てやった結果であると、納得しました。


そして、ここからやっと損保会社の担当者と、損害賠償金のかけ引きが始まります。

まず、この時点で、私は弁護士特約付きの保険に入ってないので、弁護士費用(着手金と歩合による成功報酬、裁判になると高くなる)を払ってまでお願いする気はありませんでした。

ただ、必要な情報は2回の無料相談で得ていました。

1番重要な情報は、損保会社が提示する金額は、その会社独自の基準があること、弁護士にお願いしたら弁護士基準があること、その金額表が載っている赤い本の存在を知ったことです。

実際見せてもらいました。

もちろん、弁護士基準の方が高いのですが、何故かというと赤い本は裁判をしたら判例としてこのくらいの相場ですよね、というのが載っているからです。

私は裁判をする気は毛頭ありませんが、赤い本の存在を知ってますよ、それだと私の場合このくらいだということを知ってますよ、と担当者に告げることが重要だということです。

ここで、駆け引きの半分は終わっています。

あとは、目標金額を設定しているのですが、具体的金額をこちらからは言わずに、まず、相手に言わせる。

それを見て、え〜?っと言う。

相手がではいくらならいいですか?と聞いてくる。

私は、取り敢えず目標金額よりも高い、具体的には目標金額に裁判になった時の弁護士費用を上乗せした金額を言う。

相手が上司と相談しますと言う。

連絡待ってると、私の目標金額通りの額を提示してくる。

これ以上とおっしゃるなら、出るとこでますよ(裁判)と言ってくる。

ここで、手打ち。

もう私の考え通りの進行で、思わず笑いそうになってしまいました。

但し、流されるままにサインしてたら、10分の1くらいしかもらえてなかったかもと考えると、ゾッとしますよ。


今回は、私の過失責任をとやかく言って来なかったので これ以上ややこしくはなりませんでした。

何故、10︰0で私の勝ちだったのか?

加害者が酒気帯び運転だったから、争ってはきませんでした。

そこは、ラッキーだったかも。

で8月末に振り込まれまして、終了。

9月以降の話しはまたしますね。


なんか、長文失礼しました。

自慢話になっちゃいましたかね?

何かの役に立てば、幸いです。