心理学講師の辻 亜生です。



前回までの記事はこちら


昨日の記事で、
「自分に会わせろ!」
という心の声に気づいていただきました。


また、相手は鏡とお伝えしました。

 

それは、あなたが

「自分に合わせろ!」

と思っているから、その姿を
相手に投影しているだけなのです。

 

上の立場である自分ではなく
下の立場である
妻または子どもに合わせろというのは
おかしなことだと思いませんか?

 

これは、相手が勝手に思っている

というわけではなく

自分の心が
まわりに投影しているだけなのです。

 

・下は上に合わせるべきだ

・上は下に合わせるべきだ


相反する心の声です。

 

実は、この矛盾した2つの心が
自分を苦しめているのです。


 

例えば、

上には敬意を払うべきだと言いながら

自分が社長や上司を下げてみているとか

父親をバカにしていたなど…

 

 

下の立場の人は
上がどれほどの責任を持っているのか
ということがわからないために
きちんと評価することができないのです。

 

子どもの頃で言うと
母親は子どもの世話をしているので

母親のやってくれていることは
目にみえてわかるのですが


父親については
父親がどれほど家族を愛しているのか

どれほどの責任と労力をかけて
家族を養っているのかが見えないのです。

 

そして、自分が上の立場になったときに

やっと、この見えなかった部分に
気づくというわけです。



相手=鏡 


だからこそ
自分で意識できない
心の中の矛盾に気づくことができるのです。

 

今、あなたが、妻が話を聞かないと
嘆いているならば
それは、自分を変える最高のチャンスなのです!

 

「自分が上の立場の人に敬意を払い
きちんと評価する」

すると、
相手は鏡 妻=自分 なので

妻が変わるのです。

 

これには、さらに子どもや部下も

変わるという効果もあります。

 

一石二鳥ではなく、一石三鳥ですよ。



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それでは、また明日。