今年は比較的暖冬とのことで、嬉しいかぎりです家の周りの公園の紅葉もまだ残っており、癒されます。夫は携帯の待ち受け画面を大きな紅葉の写真にしており、デジタルの紅葉も毎日見てます(笑)冬は鍋の季節!ということで、鍋(鳥白湯鍋を作りました。軟骨入りのつみれがお気に入りです!)やおでんを食べて、野菜を取るようにして、健康に気を付けています皆さんもくれぐれも体調にはお気をつけ下さい!!



さて、今回は前回の続きで韓国からの友人から聞いた話の中で特に印象深かった韓国での英語事情(教育熱)についてシェアさせて頂きたいと思います




彼女も英語関係のビジネスをしているという事で、自然と英語力の話になったのですが、韓国での英語熱は思っているよりもすごいようです。例えば、彼女が英語教師を募集したところ、TOEIC900点オーバーの人が5人中4人で、そのうち2人は950点オーバーだったそうです。なので(TOEICでは差がつかなくなったので)、オリジナルのテストをしたり、TOEFLで代用したりしているみたいです。凄いですね!

日本だと「TOEICの平均点も600点以下で、意識がある人が受けるテストだから実際の日本人の英語力・英会話力はそれより低いよ~」と言うととても驚いていました(ちなみに日本での10月のTOEICの平均点は591.5点です)。彼女によると、サムソンとかの大企業だと、900点以上は当たり前、「MUST」なのでで差がつかない、英語では差がつかないから中国語を勉強する人も増えているとも言っていました。日本だとマネージャー昇進のための必要スコアでも730点というところも多いみたいなので、差がありますね実際、日本の教育機関でバイトをしていた時も、日本の英語教育は韓国の5~10年遅れで、韓国のTOEFL対策本などを使ったりしていました。韓国は日本より外需依存等の事情はあるにせよ、グローバル化が進む中で、そういう生の声を聞くと、日本(や私も含む日本の英語教育関係者)も危機感を持つ必要があると思いましたし、私も背筋が延びました

また、母親と子供だけ留学して(フィリピンなどの英語教育が盛んな東南アジアに行く人も多いようです)、父親は韓国に残って仕送りして、子供に英語を身に付けさせ、ゆくゆくは欧米の大学・欧米での就職を子供に夢見る親も多いそうです。ただ、リッチ層だけがそのような教育をしているわけではないそうなので悲惨なケースも多いらしく、例えば、父親は安い1ルームに住み生活を切り詰めて子供の為の仕送りをした結果、子供に同伴した母親が海外で恋に落ち、離婚という笑えないケースも多いそうです。悲惨ですね。。

韓国人の友人から韓国の教育の凄さは、昔よく聞いてびっくりした記憶があります。例えば、一発勝負の大学受験前(韓国では日本以上に学歴が重要みたいです)には1か月前から緊張して眠れなかった、パトカーが遅れそうになった子供を送ることもあるなどなど。(韓国でも有名らしい)早稲田・慶応大学といった有名校でも3科目受験だよと言うと、「ありえない。韓国は少なくともどの大学に行くにもその倍の科目は受けるよ。3科目だと楽だね。」と言われたこともありますただ、よくよく聞くと、試験だけにフォーカスして、点数は良いけど、試験とは関係のない英語知識がない、実際には使えない、話せないという人も多いようです。TOEIC950点でも、不規則活用を覚えていないという人もいたそうです。それはそれで問題ですよね




各国や各人の事情によってニーズも変わってくるので、日本もどこかの教育の真似をするのではなく、日本人に合ったオリジナルを追及していく事も大事だと思います。私たちペンギンFirst Penguinペンギンは、(今年流行ったラグビーのエディジャパンの「Japan way」 ではないですが)、日本人の特質や日本の英語義務教育の遺産を少しでも活かし、足りないところを補い、グローバルに通用する「英会話=英語でのコミュニケーション」の向上をモットーにあまり固くならずに来年も頑張っていきたいと思います。一緒に頑張りましょう!

次回は、クリスマスパーティについて書きたいと思います


Written by Mami