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歌うくじら 上


歌うくじら 上」を読了。
村上龍著であるので、ハズレはないと思い購入。

上巻だけの感想ですが、エグイです。
前作の「半島を出よ」も結構エグかったですが、今回もまたエグイ。
暴力の描写とそれに対する主人公達の反応がエグイです。
主人公達の反応については、主張したいことに関わる部分でしょうから仕方がないにしても・・・・。

近未来の北部九州から話は始まります。
この時点では、この時点で風景が上手く想像できなかった・・・。
近未来の世界観は、過去に僕自身がアニメや映画で映像として情報を得ているため、
どうしても当てはめようという無意識が働き、殺伐とした廃墟のような未来なのか所謂近未来を創造すべきなのか困惑した。

上巻を読み終えた感じでは、現在の日本というか自由資本主義が行き過ぎたら結果の世界だと分かり、上記の両方の世界観が当てはまることが分かる。
簡単に書くと格差社会が異常発展した結果、貧困層と富裕層がまったく交わらない世界であり、その結果、廃墟と近未来的世界が同時に存在している。勿論、富裕層がコントロールしているのですが・・・。

キーとなる設定に「文化経済効率化運動」という事がある。
これは、経済を効率化するために無用な文化は排除しようとする運動で、「敬語」「結婚」「民族的な催し」その他を排除している。
その世界では、主人公を含め、道徳心というものが全くない。
悪気はないのだが、生き物の生き死にや他人に対しての起こる感情がない、これがエグイ感を強める。

「歌うくじら」というどこか牧歌的なタイトルから想像がつかない重い話になっている。
下巻では、どういう回答を得れるのだろう。

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ホン

昔買って、読まなかった本が沢山あります。
途中で読むの辞めた本も合わせると、50冊くらいは手元にあります。
実家にもあったので、どのくらいの本を買っただけなんだろうか。

祖父に「本も人と同じで出会いだから、欲しいと思ったら買いなさい」
と教えられたので、一昨年までは実践してました。
祖父は他界していますので、なんとか守っていきたかったんですけど、無理でした。

そのかわりに
ネット社会の恩えにを利用し、アマゾンの欲しい本リストに欲しい本は記録しています。
欲しい本リストの本は、400冊くらい・・・・出来れば全部買いたいですが、無理ですね。

現在は、5年以上温め熟成させた結果、一度も開いていないのに黄ばんでしまった本を読んでます。

「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く

「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く
これも、独立以前にこういう本も読んでおくべきかと思い、購入したもの。

今となっては、読みたいと思わなくなっていたが、とりあえず読んみると
意外に面白い!!
小手先のテクニックみたいな事が書かれているのではなく、
脳科学的な見地から消費行動を分析し、その実践と実例を紹介している。

まず、消費行動を起こすまでには二つのハードルがあり、以下の二つを挙げている。
ひとつは、「衝動」・・・ほしいという気持ち というハードル
二つ目は、「現実」・・・物理的・経済的なハードル

二つ目のハードルは、そんなに重要でなく、一つ目のハードルを越えさせることが大切だと述べている。

それを踏まえた上で、ここでは購買行動を分解し、購買行動をデザインすることを提案している。
購買行動を分解すると、「動機付けが必要な行動」と「そうでない行動」とがあり、
特に動機付けが必要な行動にないして、アクションを起こしていくことで、消費をさせる。
当たり前と言えば、当たり前なのだが、実際に書き出し整理することでやるべきことは見えてくる。

また、ミラーニューロンを消費行動に結びつける論考にはなるほどという部分がある。
もちろん、ミラーニューロンの存在は知っていたが、消費行動に結びつけて考えたことはなかった。

実例にも触れられているのですが、結果が出たことに対しては敬意を払えるのだが、
どうもスマートでないというかクールでないのが頂けない。
そこが職能としての勝負どころなのかもしれない。

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