あまりにも有名ですよね。
名前の由来と、中央部が盛り上がった形は、
比叡山で千日回峰修業を行なう阿闍梨がかぶる網代笠を
象ったもので、厳しい修業中に餅を食べて飢えをしのいだことに
ちなんで考案されたそう。
←の「そうだ、元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。」
という本を読んで、
私も、一度会いに行ってみたい！と、いう思いが強くなり・・・
詳しい方と知り合いになれたので、その人たちと、昨日行って参りました♪
千日回峰行とは、ひとたび行に入るといかなる理由があってもやめることは許されず、
万が一の場合に備えて、自害用の死出紐を身につけ・・・・と、この本にも書かれているように、
非常に厳しく険しい修業。
詳しくは分かりませんが、阿闍梨さまはその修業を満行された、いわば「生き仏」様とも言われる
方なのだそうです。
比叡山の無動寺の鳥居をくぐって、２０分ぐらい谷を下りながら歩きました
青い紅葉が美しく、久しぶりの森林浴で、身体の中が清められるのが分かりましたョ。
そして、明王堂に到着。
阿闍梨さまは、本尊・不動明王に仕えていらっしゃいます。
１１時から１時間ほど、祈祷・護摩に参加させていただき、
その後、精進料理を阿闍梨さまと一緒にいただきました。
食事中はどなたとも口をきかず、
黙々と頂戴するのですね、初めての経験でした。
その後、阿闍梨さまのお部屋に入らせていただき、お茶をご馳走になりながら、
お話をしてくださいました。
いいのかしら？と思うぐらいざっくばらんに質問もさせていただき、いろんなお話をくださったのですが、
そのお話が、本当に有り難く、深く深く感動し、感激しました
むやみにブログに書くことではないので控えさせていただきますが、
一つ、なんと嬉しいことか、と思いましたのは、
美しい所作について、阿闍梨さまがおっしゃったことが、いつも私が言っていることと同じであったことです。
例えば、畳の上で正座してお辞儀をする時、ほとんどの人が小指が開いていると。
「開く」というのは、美しくないのですと。
緊張感を持って、意識すれば、閉じることができる。
それを、繰り返し意識し行なえば、自然に出来るようになる。
最初は出来なくても、繰り返し意識し行なうことが大切。
無意識に出来るようになれば、それは卒業できる、と。
本当に、身が引き締まる思いで自分を律する気持ちになれた一日、
そして、阿闍梨さまから、とても大きなパワーをいただけた一日でした
帰りはせっかくなので、ロテル・ド・比叡で、ティータイムも楽しみました。
新緑の５月に、とてもリフレッシュできた一日でした
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