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「保存」では無く、「活用」という道はないものか。。。



明治天皇宿泊の「明治記念館」保存へ


明治天皇が北陸巡幸(1878年)の際に宿泊された由緒ある建物ながら、老朽化が進み、解体が検討されていた富山県朝日町の木造邸宅「明治記念館」が保存されることになった。

 専門家の調査で、金箔(きんぱく)や高級建材を使った貴重な建築物と判明。町は、2014年秋に開館予定の町立図書館と同じ敷地内に整備し、人々が集う拠点にしたい考えだ。

 調査は、建築職人などを養成する専門学校「職芸学院」(富山市)の上野幸夫教授(55)が行った。上野教授によると、明治記念館は木造瓦ぶき平屋で床面積は約142平方メートル。旧金沢藩の十村(とむら)役だった伊東家の旧家で、明治天皇巡幸のため、飛騨地方からヒノキの最高級材を取り寄せて改修された。天皇が宿泊された上座敷の壁一面には金箔(きんぱく)が施してあり、上野教授は「随所に(たくみ)の技が光り、ここにしかない個性がある」と評価する。

 1916年(大正5年)に伊東家から旧泊町に寄付され、33年(昭和8年)に史跡に指定された。明治記念館として町のイベントなどで使われていたが、シロアリ被害が進行。98年頃からは空き家状態となり、町の検討委員会が2008年、「解体が適当」とする報告書をまとめていた。

 今年1月、伊東家の子孫から記念館の存続を求める陳情が町議会に出され、町が上野教授に調査を依頼。上野教授が「文化的観点で見ると、町内で最も残すべき建物である」とする「考察」をまとめたことなどから、9月定例会で陳情が採択され、保存が決まった。

 整備費は、7割が地方交付税で補填(ほてん)される過疎債で賄う予定。1980年と比較した2005年の町の人口減少率が17%を超える21%だったことで、2010年に過疎地域に指定され、起債が可能になった。町は、記念館に隣接する町商工会館を解体して町立図書館を建設し、文化施設として一体的に整備する方針で、「図書館と行き来をすることで、にぎわう施設にしたい」(総務課)と期待している。(池本佐恵)

2012年10月9日 読売新聞)