【「絶対」が口癖のビミョーな人の扱い方】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

 

自分の考え方や意見などに

「絶対」や「必ず」

なんてものはないと分かっているのに、

その言葉を使ってくる人は、

どんな心理なのか?

 

友達や家族同士での

会話なら気に留めることもないけど、

それ以外の場面でも自分の意見を言う時に

この言葉が口癖になっちゃている人と

話しててビミョーな人だなぁって

感じたことありませんか?

 

 

「絶対」が口癖な人の

心理学的傾向

 

・自信過剰

・自分の概念を人に押し付ける

・いざとなると逃げる無責任気質

・子供っぽいところが少しある

 

という傾向があるそうです。

 

人によって違うとは思うけど、

意見や考えを人に伝える時に

安易に「絶対」」を使うのは

確かに無責任さはあるかも。

 

事実に基づいた客観的な根拠のある

意見であれば、当然ながら

しっかりと耳を傾けるべきだろうけど、

だいたいは、

 

「わたしの経験上〜・・・」

 

なんですよね。

それを根拠とは呼びません。

 

判断基準を

自分の経験に頼るのはいいとして、

それを「絶対」とするのは痛いです。

 

よっぽどすごい実績を持った人なら

別ですが。

 

 

「絶対に」という言葉だけを

聞き流せば済むことかといえば、

そうではありません。

 

なぜその言葉が

口癖になっているのか?

が問題。

 

このタイプの人にとって、

相手が自分の言ったことを理解し、

その通りに判断や行動をしてくれる

かどうかは、実は重要ではないんです。

 

自分の意見や考えを

相手に確信させたい。

 

この「願望」が満たされるかどうかが

重要なんです。

 

このタイプの人に、

自分の意見をすぐ返してしまうことは

「この人は間違っている」と思わせる

スイッチをわざわざ押すようなもんです。

 

願望が満たされなければ、

「この人には何を言っても無駄だ」と、

相手のせいにしようとさえします。

 

こういう人には

どうやって自分の意見を

返せばいいのか?

 

・自分から言うのではなく、

 その人に求めさせてから言う。

 

・自分の意見も聴いてもらいたい

 という「お願い」の姿勢を見せる。

 

この2つだと僕は思う。

 

このタイプの人は、自分の意見を

相手に確信させることができない

雰囲気になると

居心地が悪くなってきます。

 

だからファーストリアクションは

 

「なるほど。

 そういう考え方もあるのかぁ」

 

という感じで、

まずはその人の願望を

傷つけないように扱ってあげないと

事故りやすいです。

 

その上で、

「う〜ん」と考え込んだり、

質問をしたりして、

すぐに自分の意見を言わず、

いったん立ち止まるようにします。

 

そしてその人の方から、

意見を言ってほしいと求めさせる

ようにします。

 

自分の意見を相手に確信させたい

という願望が強いので、相手の反応を

確認せずにはいられないんです。

 

聞かれたので、じゃ答えます

という形にしてあげれば、

瞬間的にスイッチが

入っちゃう確率は下がる。

 

意見を伝える時も、

 

「こういうふうにできたらいいなぁ、

 こうだったらいいなぁ

 思っているんです。

 なぜかというと〜・・・」

 

という情緒的な言葉から入り、

「お願いしている感」をだし、

やんわりと伝えていきます。

 

「絶対」を使う相手に対しては、

 

正しいことを言っていると

思わせた状態を

できるだけ維持しながら

こちらの意見を伝える

 

ということがポイント。

 

その結果、結論がどうなるかは

全然別な話ですよ。

 

自分が正しいと思い込んでいる人に

振り回されないようにするための

一例です。

 

 

この方法の

もっと大きなメリット

 

それは、

そのような姿勢で相手と向き合うように

していると、その相手の気持ちを考え

ながら会話をするトレーニングにもなるし、

今まで気づかなかった相手の良い点にも

気付けるようになることです。

 

「絶対っていったけど、根拠は何?」

「あなたの経験は、根拠ではないでしょ。」

 

などと言わずに、

受け止めてあげることからです。

 

 

「絶対」や「必ず」が

口グセになっている

もう1つのタイプがいます。

 

それは、

その場で自分の言いたいことを

ハッキリ言えれば、

それで気が済んじゃう人です。

 

相手に何かを求めることもなく、

言いたいことを言って、

自分の中で完結してしまうタイプ。

 

見分け方は、

「好き嫌いがハッキリしている」

です。

 

他人の反応に

左右されにくい人ですから

自分の意見を相手に

確信させたい願望が強い

などということもありません。

 

人間性や倫理的なこと

以外であれば

意見の衝突があっても

そのせいで面倒なことになる心配も

まずないです。

 

むしろ自分が納得さえすれば、

すぐにノッてきてくれたりして

頭の切り替えが素早いのも特徴。

 

 

最後に、

なぜ今回このことをネタにしようと

思ったか。

 

先日、車を運転中に

たまたまテレビで観てた

ワイドショーで、非常に耳障りな

芸能人がいたんです。

 

武漢ウィルスに関する

政府の対応を批判している時に

何度も大げさに繰り返される

 

「だってですよ、絶対さ〜」

「〜に決まってんじゃん。」

 

という言い方。

それが耳障りだったんです。

 

その時に考えたんです。

この芸能人、

僕の経験上、絶対にこういうタイプの

人間だなって。

 

あ、www

 

そう、僕もどっちかというと

以前は簡単に「絶対」を使って

しまいがちだったから分かるんですね。

こんなことを書いておいて

お恥ずかしいですが。

 

だから、今でもたまにあって、

「言ってしまった」と気づくことは

できる。

 

その時にはすかさず、

こう付け加えるんです。

 

「まぁ絶対はないか。

 それは決めつけすぎだな。」

 

と、相手の前で

自分に言い聞かせることです。

 

相手が意見をいいにくい状態に

ならないように

自分をコントロールすることも

できます。

 

少なくとも口癖のように

使うことは自然なくなり、

他人の話の聴き方も、昔よりは

マシになってきたかなぁという

感じはします。

 

「絶対に〜だから」を

なおしたい人にはおすすめです。