僕は複数の仕事を同時に進行させることが下手くそ。
依頼を受けたり、自分で仕事をつくる時は、「できる」と思って着手するものの思うように進まない。
得意とすることになると、多分だけど深く考え込み過ぎてしまっていることも多いし。
自分の周りには尊敬するほど、スピード感というか、ソツなくこなしていく人がいるので、余計にそう感じてしまう。
遅い分は、仕事時間の長さでカバーしていくというタイプなんです。
この粘りが功を奏すことも多々経験してきたけど、その一方で「早い!」と感じる人の仕事ぶりへの憧れはずっと持っていた。
でね、仕事の早い人の仕事のやり方をいつもチラ見したり、仕事術系の本も数冊読んだりもしてきた。
わたしが読んできた本の一部をご紹介すると、
この本は、タイトルと著者のプロフィールにつられて購入。
マイクロソフトのプログラマーですからね。
どっちかとうと、著者の経験談的な内容に傾向していて、「どうやる」という部分は他の本に比べるとなんとなく、薄いかな。いや、僕の理解度が低すぎなんだと思う。
この人の経験を読むことができる本としての面白さは良かった!
次は、マニャーナの法則
明日やろうはバカヤロウなんてことを言ったりするけど、この本は「仕事は明日やる」をメインにした内容。結構面白かった。
その日やる仕事は、何をどこまでやるか、前日までに決める。
その日に発生した仕事は、明日に回す。つまり今日やる仕事は前日発生したもの。だから量が決まっている。
緊急案件を除き、その日に仕事を追加することはしない。
今日起こったことの処理は、明日するというのが基本。
たとえば、メールも目は通すが、決して返信はしない。
返信は明日にする(緊急度の場合は別)。
これは一時期の僕にとっては良かった。
当時、僕が受信するメールの件数は平均60〜70通/日だった。これに返信しようもなら、さらにそれがまた返信で帰ってくる。気づけば送信メールは100通/日を超えることも。
文章を考えるのが早い人なら平気なんどうろうけど、僕の場合は1日がメールだけで終わってしまい、他は何もできないことなんてのもしょっちゅうだった。
でも、マニャーナの法則は、今日きたメールの返信は基本翌日。翌日の返信件数は常に決定しているのでとてもやりやすかった時期もあった。
その後、わたしの上席者が変わった際に、メールのレスポンス速度をあげてほしいと言われ、そこからこの手法は崩れ去る。
まぁ、そうでしょうね。これは自分の役割や環境次第かな。
次。。。
↓これはジャケ買いですね。
不朽の成功バイブルと書かれていますが、
中身はいろんな人の名言と、その解説内容が多く、読んだけど、概論的で、実践的な内容は少ないかな。一番オススメできない。
オススメできるのは、これ。
↓これが今までの中で一番良い。
今流行りの「すぐやる人」系の本。
具体的な手法も乗っているんだけど、一番よかったのは本の中で
「すぐやる人は〜」
「やれない人は〜」
というのを何度も何度も繰り返しているところ。これが腹に落ちやすい。「これも、自分だ。。。」みたいな。
帯にも書いている通り、「自分を動かす仕組み」とそれを続けるためのいろんな切り口が紹介されている。
✔︎ToDoリストが、先延ばしリスト化している
✔︎リスト作成しても、次々新しい仕事がたまり役立たない
✔︎「これは明日、集中して終わらせよう!」
と思ったことが高い確率で終わらない。
✔︎行動するために考える時間が長い
✔︎時間をコントロールできている実感がない。
✔︎依頼された仕事に対し手をつけるのが遅い。
✔︎手を付けるのが早かったとしても、その次までの間隔が
長く空いてしまう。
以上のようなことを解決するのにとても役立つ内容だった。
意思の力ではなく、「自分を動かす仕組み」というものが大切。
それがよくわかり、最近仕事のやり方を少しずつ変えてみた。
この本の内容を参考にしてマルチタスク術を自分なりに考えて、やってみたところ、以前よりうまくこなせるようになってきた感がある。
こんだけ長いこと働いてきて、ようやく分かってきた(笑)
具体的なやり方を書くと、こっからさらに長くなるのでまた別な機会がもしあれば。
僕のような悩みを持っている人にはオススメの本でした。