とあるフィットネス専門情報誌で取り上げられていた『フィットネス参加率を高めるための7つのヒント』という見出しが目に入り読み込んだ。その中の1つに「エンタテイメント化」が挙げられていた。
『エビデンスなどを揃え、論理的に考えたアプローチをするだけでは、人は行動を起こしません。情緒介入型のアプローチも必要です。』
という出だしの文章。
以前に社内の会議で似たようなことを自分が話していたことを思い出した。自分がどうなりたいかだけでなく、『自分+誰か』や『健康+何か』、『情報支援だけではなく、感情への介入』だということを。
論理も大事ですよ。何をどうするとか、大事なのはコレだとか、必要なことは~とか。でもそれに共感して行動を起こしたり、継続できる人は、きわめて少数。
だけど、フィットネスって心と体の健康を通して人々や社会へ貢献という崇高な意義があるから、ついついその価値観を一般の人の入口にもっていきたがる。だから日本のフィットネス人口参加率は何十年も3~4%なのかも。僕自身も実はそうです。こんな素晴らしい仕事はないなと思っていますんで。
でも本当は、フィットネスを通して心と体の健康というのは入口ではなくて出口(ゴール)そのものか、それに近いんですよね。
だったらもっと色んな入口を創ることがフィットネス業界の役割の1つであって、その中にはフィットネスが副次的サービスとしてくっついている、そういう発想がもっとあってもいいんじゃないだろうか。
その発想の1つが冒頭にでてきたエンターテイメント化。健康、ダイエット、生活習慣病予防などというキーワードでは動かない、フィットネスの準備ができていない人達の方が圧倒的に多いんだから、そこに向けてどんな入口を用意すれば良いのかをわたしたちが考えましょうよ、という提言なんだと思う。
でも業界人であるほど、そういう変化をいつでも誰でも好むとは限らない。それがフィットネス参加率を増やす方法であるとしてでもです。
どんな分野でも1つの意見がでれば、必ず逆の意見がでてくるのが日常茶飯事だけど、日本のフィットネスに対し大きな影響力を持つ人が、業界誌でそのような発言をしてくれていることはすごく勇気づけられたなぁ。自分ももっと知恵を絞っていきたなぁと改めて強く考えさせられました。