【スーパーで父親に怒られ続けていた男の子を見かけました】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

 先日、妻と自宅近くのとあるスーパーへ買い物へ行った時のこと。店内を歩いていると、4~5歳くらいの男の子を叱っている父親が目に入った。

 

「~できないんだったら、もうやめなよ!」

 

 父親がそんな感じのことを大きめの声で言っていた。それに対し、口をとがらせながら目線を合わせようとしない男の子。

 

 こんなに人がたくさんいる場所で、なんかかわいそうだな、くらいに思って通りすぎたのだが、3分後くらいにまた店内の別な場所でその親子を目にする。まだお父さんが男の子に詰め寄っている。おいおいなこんなところで。。。

 

 「いいたことがあるなら、いいってごらん?なんで黙っている?分からないでしょ、ちゃんといってごらんっ!」

 

 詰め寄るような強い口調の父親と、何も言えず黙り込む男の子。もちろん父親もそれなりの理由があってのことだろうから、それを良くないことだと決めつけるわけにはいかない。

 

 ただ、男の子の表情をみてなんとなく感じた。べつに反省しているわけではなく、

 

「なぜそんなに怒るの?」

 

ただそのことに悲しさを感じているような。

 

「思っていることを言ってもどうせ怒られる。僕はいつも怒られてばっかり。」

 

とでもいいたそうな表情に見えた。

 

 なぜそこまで怒っていたのか理由は分からないので、その父親に対しどうこう言うつもりではないですよ。以下はただ男の子の顔を見ながら僕が勝手に思ったことです。

 

 子供は自分が楽しいと思ったことや、良いと思ってしたことでも、それを大人に認めてもらえないことがよくあるよね。その場に不適切なことであったり、あるいは大人の都合に合わないという理由だけの時もある。それはそれで学ばなきゃいけないこともあるだろうけど、子供であるがゆえについついやり過ぎてしまう。

 

 ただ、これは大人になってもあることだなぁ。自分が良いと思ったことや楽しいと思ったことでも、認めてもらえなかったり、言動を後悔する結果になったり。それについて誰かに何かを言われてもがまんしたり。同じ経験は続いているんじゃないかな。

 

 でもさぁ。子供の心って大人なんか比較にならないほどその時々で揺れ動いているものだと思う、そこは大違い。だから大人が思っている通りに子供が考えたり行動するなんて求めていいのか難しいね、願ったり期待したりするところまではいいけど。

 

 今の僕は小さな子供の親ではないんだけど、大人こそがただ素直な気持ちで子供の中にある思いにもっと気づけたらいいのに。何か言いたいのをグッとこらえるように口をとがらせ、悲しそうな顔をしていた男の子の様子を思いだしながら、そんなことを考えた。