30代に入ってから読む本がガラリと変わったきっかけになったのが、小倉広さんという方の著書に出会ってから。
それまでは人体や運動・生化学などの専門書や文献に目を通すのが楽しくて仕方なかったのだが、30代前半で転職してその2年後に当時の社長の顔に泥を塗るようなことをやらかし降格を経験した。
その後、何とか自分を変えるために勉強しなくてはと思い書店を彷徨っていた時に手にしたのが小倉さんの著書
「あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール」
でした。年齢がドンピシャだったので、何となく目に入ったんですね。
その後は小倉さんの著書ばかりを読み込むようになり、少しは勉強したつもりになっていたんですが、最近改めて読み返してみると「僕、全然ダメじゃん」と思うようなことがけっこうある。
小倉さんは僕が30代の頃、メンターのような存在だったので、ちょっと自分にがっかり。
特にそう感じたのが、こんな一文。以下転載。
--------------------------------------
僕は結果に拘ることをやめた。過ぎたことにとらわれるのをやめたのだ。そうではなく、これからどうするか?だけに集中する。そんなふうに自分の考え方を変えたことでとても楽になったのだ。もちろん楽になったのは僕だけではない。部下の心こそが大きく開放されただろう。
--------------------------------------
結果とは成果ということではなくて、僕の場合は、部下の過去の言動に拘り、それを引きずってしまっていたことだった。
小倉さんの言葉をかりると、
「未来ではなく、過去にこだわり、自分ではなく相手を変えようとする。不可能なことをやろうとしていた」
ということ。
改めてそれを反省しつつ思ったのが、「これって全ての人間関係において言えることだなぁ」ということ。
周囲の人がね、いつどんな言動をしたか?ってのをまったく気にしないのは多分無理かも知れないけど、でも、そこに固執していくかどうかは自分が選択できることじゃないかな。
固執した結果、うまくいかないことがあるのだとしたら、それは相手ではなく自分の問題だと思った方が良いのかなぁと。
『わたしの言っていること、間違っています???』
というのは、実はどうでもよくて。良い悪い、正しい間違っているじゃなくて、うまくいくことを選択できているかどうか?
これが良い人生を送るために必要なことなんじゃないかな。改めて読み返した本のおかげでそんなことに気づいた。
ちなみに僕は、実は読書のスピードが凄まじく遅い。理由は2つで、1つ目は読み進めるのをやめて色々考え事をすることが多く、しかもその時間が長い。
2つ目は同じ部分を何度も読み返すクセがあること。毎日30分は読書していても、その内の15分くらいは、昨日読んだところを読み返して、またあれこれ考える時間。
だから本は付箋だらけになる。最近は電子書籍でほぼ読めるようになったおかげで、だいぶマシになった。ほんと便利ですね。
本を月に何冊も読む人もいるだろうし、僕もたくさん読みたくて速読とかもチャレンジしたこともある。でも良いと思った本を、何度も読み返す方がやっぱり好きだな、というか自然なことに感じたのでした。
*********************************************************
あなたの反応が、内海に情熱と勇気を与えてくれます。
今日の内容はいかがでしたか?
良かった、と感じた方は
↓是非ワンクリックお願い致します。
clap.mag2.com/cainoniric?20160620