
『松田くん(仮名)、もし、このお客様が、毎日のお酒はやめられないって言ったらどうする?』
トレーナーなりたての社員とのカウンセリング研修での会話です。ほんの2時間くらい前に僕が担当したカンセリングでの会話を再現しながら、質問してみた。
晩酌でビール350缶を1本か、ワインを2杯くらい飲むというお客様がいました。量としては、すごく多いというわけではなんだけど、実は毎日飲んでいるという。
『え~。。。いきなりスパっとやめてもらうのも大変なんで、ビールはやめて赤ワインだけにしてもらうってのはダメですか』
『ダイエットプログラムに申込まれるのに、毎日お酒飲みながらスタートしていいの?』
『あ、ですよねぇ。。。じゃぁちょっと飲む頻度を少し減らしてもうとかですかね?』
自信を持って答えられず、迷い気味な松田くん。
もしあなたがダイエットを指導しているトレーナーならどう考えますか?
【やめるかやめないかは、お客様に選んでもらう】
これが僕のスタンスです。
いや、もちろん最初は、『お酒を控えてみるのはどうでしょうか?』的な質問はしますよ。それによってどうなるのか?控えないとどうなるのか?控えるための具体的方法などを、お客様が分かりやすい表現でお伝えします。
でも、どうするかを選ぶのはお客様です。
それで本当にやめなかったらどうするの?って思われそうですが、もしあなたがトレーナーだとしたら、その時点でもうカウンセリングに失敗しているかも知れない。それで成果が出るお客様は、最初から「分かりました、やめられます!」という人がほとんどではないでしょうか?
やめるかやめないかをカウンセラーが決めるのか?
何をすべきかという道筋を示し、お客様が自分の意思で進んでいける『意欲・認識・勇気・気づき』サポートしてあげるのがカウンセリングですよね。
まずはお客様を受け入れるというマインド設定と、どんな風に会話をすれば良いかを、松田くんに説明しながら表情を覗き込むと、飲み込みが早く、「あ~、なるほど、なんかおもしろいですねぇー」と言いながらニコニコしている。
そんなやりとりをしていた時に、ふと、つい先日の出来事を思い出した。
『そういえば、この前、渡辺さん(仮名)が、僕に話したこと知っている?』
『あ、もしかして、ラーメン食べたいってやつですか?その場にはいませんでしたけど、裏にいたんで聞こえていました(笑)』
『そう、そう、それ。聞こえていたんだ。』
渡辺さんは、ダイエットプログラムのモニターをやっていて、トレーニングは僕がマンツーマンで行っている社員。社員でモニターをやっているんだから、僕よりも本人の方がプレッシャーかも知れない、絶対に結果をだしたいだろう。
ところがその渡辺さんが、事務所でまさかの発言。『内海さんに、お願いっていうか、相談があるんですよー。。。』何とも困ったような口調の渡辺さん。
仕事の話かと思ったら、食事のことだった。8月下旬に地元に帰省した際に、友達と飲み会があって、その後絶対に大好きなラーメン屋に行くから、その時だけ食べてしまうかも知れないのだと言う。
お酒飲んで、ラーメン???笑
さぁ、こんな時はどうしましょうか?
つづく・・・
