今月、何回か久々にとんでもない『物』忘れをしてしまった。
財布を持たずに県外へ出かけてしまったり、結婚式のご祝儀袋をどこにしまったか出発前に探さなくていいように、わざわざホテルの机の上に出しておいたのに、それを持たずに出発して会場に行ってから気付き、慌ててホテルへ戻ったり。
誰でもちょっとした物忘れや『あれ???』って時はあると思うのですが、最近ちょっと怖いなぁと思い『しっかりしなきゃ!』と考えてたのですが、こんなことを書いてたのを思いだした。
これは効果ありましたよ。もうしばらくこんなことしてなかったけど、再開しようと思います。
~以下は2012年2月のブログを加筆修正したものです。~
僕が自覚している短所は、『物』忘れが多いことです。人が言ったことや、自分がしたことをうっかり忘れてしまうこともあるのですが、特に多いのが『物』なのです。
実は先日、上司に『もうそれは直らないんじゃない?』と言われました。
それを言われた時は、『すいません、気をつけます』と、言ったのですが上司の次の言葉に、耳を疑いました。
『もう自分は「物」には興味ありません、ってことでいいんじゃない?その代り、他に色んなことを考えているってことで。』
もしかして遂に上司に呆れられたか?と焦りましたし、「いやいやそんなことでいいんだろうか?」と感じたんですね。
でもですね、僕の上司は、いつも事実を脚色せずに、ありのままを指摘してくれる人だ。だから僕も素直にその言葉を受け入れて考えてみました。すると上司の言葉は確かにその通りなのかも知れないと思えてきたのです。
何故なら、『直したいと思っているなら、とっくに直っているはず』と思ったからです。そしてその時、はじめて気づきました。残念なことに、僕は自分で「短所」と自覚していることを直そうとしている「つもり」だっただけだ。
僕が「そんなことでいんだろうか?」と思ったのは上っ面だけの建前に過ぎない。だとしたら直るはずがありませんよね・・・
『物には興味が無いってことで、いいんじゃない』
これは決して褒められることではありませんが、正直、人からそいう言われて、気が楽になった。直そうとしていないんだから、自分はそういう人間だと受け入れよう。そう素直に思えたんですね。
ところで、受け入れるということは、『自分はこういう人間だ。だから〇〇しよう』というように、意識と思考を働かせることが出来る状態だと僕は思うのです。
『自分は〇〇だ。』だけでは、単なる認識であって、『だから〇〇出来ない、苦手だ』という言い訳にしかならない。そういうこと言うのだけは、個人的に嫌いだ。結論を他人に納得させようとして、自分が楽しているだけに思えてしまう。
結果、そういう人間には周囲もあまり指摘をしなくなってくるし、人間としての成長も寂しいものになるでしょう。
そこで、その日、自宅に帰ってから考えてみました。自分はそういう人間である。まさに上司の言葉通り、「物」に興味が無いということだ。そう思うことにしました。
では、それを踏まえて僕はどうすればいいのか?それを考えていた時に、ふと、こんな疑問が沸いた。
『物忘れを直したい』そう思っていること自体がそもそもの間違いなのでは!?
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直したい習性を直す時に必要な行動とは?
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例えば、学校に行く時、ノートや教科書、宿題を忘れてしまう子供がいるとする。
『忘れ物をしないようにしよう』忘れ物をする習慣がついてしまっている子供にとっては、こういうことを思っても多分僕と同じ結果でしょう。
では、『算数のノートだけは、毎日欠かさずランドセルに入れる』だったらどうでしょう?
忘れ物をするという習性を直すのではなく、〇〇だけは常に持っていくというような新しい習慣を始める。これを繰り返すことで、直したい部分にもそれまでと違った意識や変化が生まれてくるのではないだろうか。
もともとそれを直すこと自体に関心が無いのだから、無理に直そうとしても、結局また忘れてしまうのがオチだ。ということで、僕は自分の習性を踏まえて、どんな行動をとるのか?
毎日ノートに以下のことをメモすることにしました。
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・自分が忘れる「物」を1つ
・ただし、2日連続で同じ「物」は書かない
・それを20秒以内に書く
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これをさっそく始めてみたのです。1日たった20秒ですから面倒なことは全くない。書けても書けなくてもいい。2個思いついても1個しか書かない。
★何を忘れるのかを1日1回、20秒だけ意識する
ということを習慣にすることにしたのです。
何故なら、
★人は意識していることしか、情報として処理できない
からです。
これによって潜在的にしか意識できなかったことが、表面化することだけは、間違いないと思うのです。
たいていの人は、自分には『◯◯という良くないクセや習性がある』と感じていると思います。そしてそれはずーっと続いていて、気をつけなきゃと思った経験もたくさんあるでしょう。そういったことを一気に直すのって簡単じゃありません。にも関わらず、それをしようとしている時点ですでに躓いているのではないでしょうか。
もちろん、すぐに直す必要性があるものや、緊急を要することもありますので、すべてがそうだとは思いません。でもそいういった事を除けば、習性を直すということだけに集中してもうまくいかないものなんじゃないでしょうか。
『習性』を変えるには、それに正面からぶつかるのではなく、何か別な新しい習慣を始めることによって直したい習性が改善されていくようにする。
これが出来れば、今の自分が良くないと思っている習性をイナスに捉えてしまうこともなく、かといって、それを良いこととして楽観的に見ることにもならない。
仕事でも「ついうっかり」のミスを減らすことに役立つかも知れない。ボディブローのようにジワジワと効いてくれることを期待して、毎日20秒メモを習慣にしています。
しかし、上司の『物』忘れの習慣を『それでいいんじゃない、そいうことにしておけば』なんて発想は、僕からすれば絶対に考えつかないし、むしろ「そんなことでいいのかよ!」って思ったくらいでした。
でも僕にとっては深かった。物忘れについて、言い訳をするようなことはなかったが、
『あ~、直そうと思っているフリをしていただけだったなぁ』ということを初めて痛感しましたし、新しい習慣を始めてみよう!という行動にまで繋がったんですよね。
自分を素直に見直すためには、周囲の言葉や考えを頼りにしてみることが改めて大事だなぁと思わされました。
因みに妻に聞いたところ、僕のこの短所の原因は『常に考え事ばかりしているから』だそうです。『何をしている時でも、それがあからさまに分かる』とまで言われてしまいました(汗)