【電車内での携帯がストレスに感じる理由とは?】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

昨日、コンバットレッスンに向けて、現在やっている新曲について


コリオシートやらを確認していたら、新曲の研修を受けた帰りの


電車で書き留めたメモがありました。




1曲毎に、伝える内容や、間違いやすそうなキューイングのタイミング


などがズラズラっと書かれていたのですが、メモの内容が途中から全く


違う内容に変わってしまっていました。



テーマは


★なぜ車内での携帯通話に人はイラつくのか?





その原因は、近くの席の人が、携帯電話で通話しはじめたことが発端でした。



マナー違反の通話に気をとられてしまい、完全に集中力を欠いて、


コンバットどころではなくなってきてしまったのです。




イラついてきたのですが、その日はかなり疲労していたこともあり、注意しよう


などという気力も無く、とりあえず別なことに気持ちを切り替えることを考えました。





そこで、ふと思ったのが、


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・車内通話は禁止というルールを破っているからイラつくのか?


・話し声そのものがイラつく原因なのか?


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ということでした。



だいたい、こうういことって心理学的な見解が存在するものなんですね。



なぜどこからでも聞こえてくる対面の会話より、携帯通話の方が


ストレスを感じてしまうのか?




ただイライラしていてもしょうがないので、iPhoneで色々と検索をはじめると


すぐに答えが見つかった。




アメリカのコーネル大学の心理学者である、ローレン・エンバーソン博士が


その違いについて研究を行っている。




結論だけいうと、ローレン博士は以下のように述べている。




「人間は簡単に想像のつくものに対して、無視することができる。


 しかし次に何が起こるかわからないものに対しては、常に注意を払ってしまう。


 ケータイは話が半分だけ聞こえるために、無意識に話の全体像をつかもうと


 脳は緊張した状態を持続することになる」




やっぱり話し声というよりは、その内容にイラついてしまうということなんですね。




『例え、通話が禁止ではない公共の場所であっても、やはり周囲への配慮には


 十分注意しなくてはいけない。』



メモの最後は、このように締めくくられていた。





で、昨日コンバット確認中に、そのメモを読み返して考えさせられたのが



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 ★人間は、次に何が起こるか分からないもの対しては、脳が緊張する


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というローレン博士の言葉についてでした。




これって、ひょっとしてレッスンでお客様が


どれだけ楽しめるかにも影響するのかな?


って思ったんですね。




・次の動きが分かりづらいキュー出し


・マイクや曲の音量がデカ過ぎたり、小さ過ぎたりして聞きとれない


・無駄な動きや、中途半端な動きがあって紛らわしい




こういったものはお客様の脳を緊張させてしまい、楽しさが減少してしまう、


ということも言えるのではないだろうか、ということです。




こういうことを知ってから、自分自身を振り返ると、本当に怖いもんです。





このメモがレスミルズと全く無関係に書かれたものだったら、多分ここまで


結び付かなかっただろうが、ちょうどレッスンの台本作りをしている最中だった


おかげで、改めて自分のレッスンを確認する大きなきっかけになった。




こんな形で、あのメモが意味のあるものになるとは



あそこで、マナー違反の通話に出くわしたことは、きっと私に



『もっとしっかりお客様のことを考えたレッスンをしろよっ!』


というお告げなのかも知れませんね。



参加者が動きやすいレッスンは、確かに大前提だ。


でも、最近の自分はどうだろうか?と考えると、



『どうやったら盛り上がるかなぁ?』



とうことに思考の比重がおかれていたような気がする。




盛り上げることは確かに必要ですし、考えなくてはいけない。


でも、まずは『参加者が動きやすい、分かりやすいレッスン』、


それにプラスして60分間、正確で、参加者を引き込むことが


出来る力強さとスタミナ。


そういった基本を常に徹底出来た上での話だろう。



レスミルズインストラクターマニュアルには『ロールモデル』という


言葉があるが、まさにこのことだ。




マナー違反の携帯使用が、思わぬ形で自分を振り返るのに


役立った。不思議なもんです。





と言いつつ、本日のコンバット、1つだけ笑いをとりにいったのだが、


見事に『 し~~~~~ん』でした(汗)


レッスン後、いつもオリコリ満載のミスターコンバット様から


『ありゃフリ逃げだよぉ~自分でやらなきゃぁ(笑)』と突っ込まれてしまいました。



来週はリベンジしますよ!