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あきらめないことの大切さ
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2003年5月に小惑星「イトカワ」へ向けて旅立った惑星探査機「はやぶさ」が先日、奇跡の帰還を果したことを、皆さんご存知かと思います。
「はやぶさ」の目的は約3億キロものかなたの直径僅か500メートルしかない「イトカワ」の小石を地球へ持ち帰ること。この小石は、月の石では分からない地球誕生のナゾを解き明かしてくれるklm可能性があるという。
3億キロというと想像もつかないが、太陽までの約2倍.
【涙無しには語れないストーリーの始まり】
帰還を果した「はやぶさ」だが、「奇跡」とまで言われるくらいトラブルの連続だった。
1.出発早々に4つあるエンジンの1つが故障し3つでの飛行を余儀なくされる。
2.観測規模最大の太陽フレアに遭遇し、各種電子機器に異常が発生。
3.3機ある内の姿勢制御装置が2機故障し、姿勢制御不能に。
4.燃料噴射によって立て直しに成功するが、当然帰還に必要な燃料が危機的に。
5.漏洩した燃料気化による温度低下で,バッテリーが放電、通信が途絶える。
6.その後、何とか通信が復活するも、帰路のルートの関係で3年の帰還のズレを余儀なくされる。
7.その後、何とか地球に向かうものの、帰還に必要となるエンジンが故障、帰還不能に。
最大の危機は上記の5だろう。機体の向きを変える補助エンジンで燃料漏れが発生、機体の制御ができず、太陽電池パネルを太陽に向けられなくなったうえ、アンテナの向きもずれてしまう。通信できない「はやぶさ」は行方不明になる。
約7週間にわたって、通信不可能になったそうだ。
これは本当に絶望的だったに違いない。
なぜなら...
いったん通信が途絶えた探査機の通信が復旧した前例は無い
というのが過去の歴史だから。
致命的とも言えるトラブルに見舞われながらも、帰還を果したのは
『スタッフの知恵と努力』
『団結力』
『絶対にあきらめなかった執念』
に他ならない。
毎日電波を送りまくり、7週間後に僅か20秒間だけ交信可能になり、何とか軌道修正に成功。
結局、往復4年の計画のところを7年間かけての帰還となった。
映画以上のドラマだ。
僕が思わず涙ぐんだのは、リーダーの川口さんが口にした言葉。
『はやぶさ』自身に助けられた。忠実に指令に従ってくれること以上に反応を示してくれた。われわれが乗り越えたというより、『はやぶさ』が協力してくれた」
川口さんをはじめとするスタッフ全員が「はやぶさ」と一体化していたことがこの言葉から感じ取れる。
通信が復活した瞬間までのスタッフの疲労と緊張が極限に達した状態、そして軌道修正に成功した時の歓喜が想像出来る。
そして「はやぶさ」は帰還した。
出発から7年たった、6月13日、惑星で採取したであろうサンプルが入ったカプセルを、地球に射出した後、役目を終えた「はやぶさ」は大気圏に突入し、燃え尽きた。
7年間、宇宙を45億キロも彷徨い、自分に課せられた仕事を一生懸命、命をかけてまっとうし、そして燃え尽きた。
今回の「はやぶさ」の帰還は、
★☆夢や想いをあきらめないことの大切さ★☆
というものを、教えてくれているような気がした。
自分自身の持っている夢や目標、想いを達成するには、常に困難の方が多いのが普通だ。
その行く手を阻まれ、その手段や方法をあきらめざるをえないこともあるだろう。そしてそれだけでなく、その夢や想いそのものまでもあきらめてしまった自分が、過去にいたことを思いだす。
しかし夢や想いに到達する道筋は、あきらめなければ無数に存在する。1つのルートが閉ざされても、別なルートが残されているはず。
もし、これから困難にぶち当たった時には、この「はやぶさ」を思い出し、あきらめずに前進していきたい。
僕は、そんな勇気を「はやぶさ」から貰った気がする。