「ここからあなたの百年の旅が始まるのです。」  マツモト(A.I.)

 

春アニメ、視聴3番手は、ヴィヴィ 

 

 

いきなりウエストワールドっぽい、殺伐とした、さすがは深夜枠だと

 

納得させるオープニングでした。

 

 

基本、SFは大好きなのでウェルカムです。

 

欲を言うと、世界観が攻甲殻機動隊に並んで欲しい所ですが、

 

どちらかと言うとアイドル路線に半歩踏み出しつつのハードSFで

 

世界観はあまり重視していないっぽい感じでした。

 

 

少々長いですが、

“ニーアランド”、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。これは<私>(ヴィヴィ)が<私>(AI)を滅ぼす物語――AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。WIT STUDIO×長月達平×梅原英司エンターテイメントの名手たちが、引き寄せあった絆で紡ぐSFヒューマンドラマ、ここに開演。

 STORY | Vivy -Fluorite Eye’s Song- (vivy-portal.com) より

 

というお話しで、

A.I. マツモト君が100年先の未来からやって来た割には、人間臭くかつ饒舌かつヘボ(能力的に単独で敵を撃破できておかしくないハズ)。一言で言うとポンコツA.I. で、だからこそターミネーター側ではなく人間側に与するのかなぁと。

 

何にせよ、100年という時間軸をめぐった壮大な物語っぽいので期待する所、大です。

(どーか、裏切られませぬように・・・)

 

 

ちなみに、なんですが、さりげなく、さりげなーーーく、主人公ヴィヴィ(A.I.)は

「歌でみんなを幸せにすること」 

なんておっしゃっておりますが、 なんかスゴくないですか?

 

 

「歌」と「みんな」の概念学習は比較的簡単でしょうが、A.I. のくせして

 

「幸せ」を定義し、概念学習が出来ている点は驚異的ですよね。

 

タイムワープすら可能な未来の科学力ならば当然なのかもしれませんが。

 

私の場合はアマゾンの原住民と同じく「幸せ」とも「不幸」とも感じた事がない、

 

平たく言えば、概念学習が出来ていないので、あきらかにヴィヴィ(A.I.)の下位互換でしょう。

 

 

 

そんな私は、映画を見に行ってもエンドロールは99%見ないで席を立つ派なのですが、このアニメのエンドロールは見ちゃいましたね。 それもこれも、ラストのセリフ(1行目)が素敵すぎるゆえでしょう。