「お前に負けて俺は自分の弱さを知った。」 アルフレッド
第5話 衝突 ~守られるもの~
まずは、これまでのおさらいから
聖歴767年王都反乱以前、オルタンシア王国にカメリア公国とオリヴィエ公国が
従属していましたが、カメリア公国は反乱の首謀国にてそのまま離反。
一方、オリヴィエ公国領主レオン・D・オリヴィエは反乱にて戦死。
公国は次期領主アーデルハイドに継承されずに、併合されたようです。
(一応、領主の地位のみは維持できたようです。)
教会穏健派ゲオルグは自陣営の強化を図るべく、アーデルハイドに接近を
試み、親書をアルフレッド一行に託します。
アルフレッド一行がオリヴィエ領に到着し間もなく、モメ事発生です。
王都から派遣されたっぽい教会騎士が「魔女狩り」と称して
多数の婦女子の拉致しようとしています。
「貴女には謀反の疑いがかかっています。魔女が扮した偽りの王女を立て王国の転覆を企てていると。」ディディエ
アーデルハイド・オリヴィエが穏健派につくことを察知して、潰しに来たようです。
アーデルハイドは領民に害が及ばぬように自分だけで事を収めようと
連行されます。
そんな所へ
ドラゴンを擁するカメリア軍が上陸。
アーデルハイド逮捕劇は保留され、オルタンシア王国軍が一丸となって戦います。
敵指揮官はあのロイ・バシュロ(1話目参照)
少し男前になったかもと思いますが、弓装備にも関わらず、護衛なしの近接戦闘大好きな
性格は相変わらずなようです。
「お前に負けて俺は自分の弱さを知った。 大切な人たちを護るために、俺は強くなると父に誓った!」 アルフレッド
アルフレッドも一騎打ちに割り込みます。
「貴女のためだ。」 ロイ・バッシュロ
意味深な言葉を残して、唐突にカメリア軍は引いてゆきます。
この戦いでアーデルハイドの忠誠心に疑いのないこと、今後のオリヴィエ領防衛のこともあり、
アーデルハイドの連行は一時保留とされたようです。
時間を遡って、場所は変わってカメリア王国。
ドラゴン少女テレジアは「アーデルハイド拘束」の未来予知をルギス公に報告します。
(予知までできるってテレジアって何者よ!!)
それを受け、未来を変えるべく、ルギス公はロイ・バシュロに攻撃を命じたようです。
「それでも俺がルギス様を信じているのは、 いついかなる時も民や仲間のため、大切な者たちのために戦おうとする騎士の中の騎士だからだ。」 ロイ・バシュロ
話しが進むほどに、魔物は呼べる、ドラゴンもいる、指揮官は有能のカメリア公国の強さはとてつもないと思うのですが、これでどうして教皇を討ち取れないのかと疑問が。 やっぱり、その程度では討ち取れないくらいに教皇は強いんですかね?