詩人 意味を成さず  ~掌握~ -10ページ目

詩人 意味を成さず  ~掌握~

私が詩だと思ったものを
ロックンロール

8ビット       2018 4 29

 

 

インシャラー

与えたもうた僕らの時代に奇跡の全てを

 

歓喜のシャワー

家族に咲いた笑顔の花に多くのソフトを

 

8ビット

飛び跳ねる兄弟

8ビット

タルを投げるコング

8ビット

縄を渡るジュニア

8ビット

穴を掘るランナー

 

8ビット

飛来するエイリアン

8ビット

すぐにバグる呪文

8ビット

壊せないバキュラ

8ビット

ドット食う円グラフ

 

8ビット

部屋駆け巡るネズミ

8ビット

2コンマイク呼ぶヘリ

8ビット

ヘビが襲うカンフー

8ビット

土の中の恐竜

 

8ビット

サスペンスポートポア

8ビット

登る氷の塔

8ビット

鍵を探すナイト

8ビット

すぐ死ぬ探検家

 

 

8ビット

16連射

 

誰もできやしなかった

 

8ビット

 

 

 

 

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2morrow     2018 5 2

 

 

 

2morrow

僕はタバコを止めただろう 

嫌な顔一つしない君にせめてもの罪滅ぼし

 

2morrow

いずれここは過去に浸かる

それまでの少しの間君を抱きしめる

 

2morrow

別に何もサビついてはいない

とにかく僕らは正常な判断で今もここにいる

 

2morrow

なにもかも持っていってくれていい

できることならば僕の思い出も持っていってくれていい

 

ありがとうもさようならも言い尽くした

なんてとうに出くした

はまだあると信じていた

あきらめるにはすぎた

 

明日は意外と遠いものだった

された時間をしっかりとかみしめた

 

2morrow

朝は軽快に無邪気にやってくる

誰の目にも明らかに紫の雲は炎に燃える

 

2morrow

そして僕らは目を細めながら

反省と後悔に心行くまで彩られる

 

さよならもありがとうも言い尽くした

なんてとうに出くした

はまだあると信じていた

あきらめるにはすぎた

 

明日は意外とあっけなくやってきた

された時間はほぼなくなってしまった

 

光の槍が全身を貫く

全裸のまま白日の下にさらされる

野うさぎのように木陰に隠れる

乾いた目で君を確認する

 

 

 

 

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LDK                         2018 5 8

 

 

だあれにも手の出せないフローリングの上にリビングテーブルかソファかどちらかを選んで置こうよ。そこで安全に気のすむまでキスをしよう。悲しみや憎しみが形になって襲ってくる前に、カーテンやすりガラスの向こうに装う悪意が満ちたとしても、抱き合って愛を誓おう。スピーカーがあればモニターはいらない。互いの声があればスピーカーはいらない。あっちの部屋にギターと白いシャツと夢を置こう。こっちの部屋に布団とワンピースと安心を置こうよ。

 

料理するキッチンから呼びかけるとシャワーの音に邪魔される。そのシャワーの中に誰もいなかったらどうしよう。でも大丈夫。ここでは誰もいなくならない。別れを決めたとしてもそれは限りなく混じりけのないピュアな選択。誰かに邪魔されてどちらかがいなくなることはない。ピュアに向き合う小さな領域に他の人はアクセントをつけることはできない。でも一緒に寄り添うためのこの部屋に失礼なことはできないよ。祝福してくれている部屋。

 

葬られない日常がここにある。拡散しないときめきが続く。今日を繰り返そう。季節も廻らない。太陽も昇らない。この少し寒いくらいの空気に体を慣らし永遠を繰り返そう。食べ物はふんだんに用意した。水もいくらでもある。この部屋のために用意されたすべてのものを享受しよう。今日味わう喜びを今日繰り返す。年を取らない。同じものを食べ、同じ会話をし、同じキスを繰り返そう。どちらかがいなくなる前に、いなくならない今日を繰り返す努力をしよう。明日を迎える喜びも部屋に満たされた食べ物も水もブランケットも使わない灰皿も心をノックしたほんの少しの過去の痛みも全部もって今日を繰り返そう。

 

外から襲ってくるものは誰もいない。中から吹き上がるものに注意すればそれでいい。

 

カギをかけたかい?チェック。ダブルチェック。慎重にこの暮らしに感謝しよう。

 

窓の外をみてはいけないよ。

 

 

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SAPPORO CITY GIRL          2018 5 3

 

 

僕らのたまり場は札駅だった

講義を抜け出して誰も勉強しなかった

ミスドに荷物だけをおいて

君たちをナンパしまくった

あっというまに破廉恥なメンバーは

君たちの無垢な笑顔にダウンして

気づくと誰もが誰かと

少しだけ多くの時間を共有した

 

君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL

 

代ゼミのインチキなレンガのほうが

道庁のレンガよりもずっと親しんでいた

地下の食堂に集まるとき

君らはとってもおしゃれをしていた

4プラパルコアルシュイケウチ

プリヴィ札幌はダイソーになっちゃった

僕の好きな君のおしゃれのSOYRCE

丸井今井のイーストボーイだったよね

 

君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL

 

橋本が免許を取ったっていったとき

隠れて竹内も免許を取っていた

ぎゅうぎゅう詰めで2台に乗り込んで

人影もない銭函の海まで一直線

君らも僕らも服のまま海に飛び込んで

そりゃ冷たいよ六月の北の海だもん

僕は背中にガムテープを貼られ

君の名前を日焼けで刻んでいた

 

君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL

 

大通公園は観光の場所じゃない

あそこは札幌の無茶の塊だ

僕らの一番熱い夏は

大通公園でのやんちゃな鬼ごっこだった

当たり前に秋が来て

ほっといても冬がくる

受験という厳しい一言で

結局みんな札幌を後にしたんだよね

 

君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL

 

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「夕立」         2018 4 28

 

 

口づけのペダル思いきり踏んでオーバードライブ

君の脳に直結する

 

数秒の触れ合い

唇に込めた愛をたたきこんでみせるの

夕立

 

心に火をつけられた

完全に火をつけられた

壁際に立てかけられた傘は1つ

 

距離は近くなった

グッと近くなった

矢は放たれた

残された二人

 

この豪雨はまもなく終わるけれど

隙間のようなこの時間だけ誰にも邪魔されない

 

大げさなもの何もいらない

言葉

大した意味をもたない

 

夕立が丸ごと包み込んでる

誰にも見えない

聞こえない

夕立

 

7月もサヨウナラ

どんな水もはじくこの素肌に早く触れて

他の人がどんなキスをしていても

 

ねえ本当?大好きな人とのキスは甘いって

ふざけたこと抜かすんじゃないの

 

 

 

 

君がいいの

君しか見えないの

グラウンドはあっという間に乾く

 

 

 

 

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月光                2018 4 17

 

 

 

あなたはわたしのもの

ゆれうごいて

あなたはわたしのもの

こちらをみて

さまよう言霊が降りてくる

あなたに呼びかける鈴になる

 

月の光は輝くものだけを照らしていつだって不公平

諦めたものから順番に寄り添っていくしかない

 

正しいものが主張を強めて息苦しい

わたしに理屈はわからないけど

 

美しさは引き立つなにかがあるから

 

ここにあるものは必ずつながっている

存在は存在を認め合うはずなのに

 

もう少し居場所をちょうだい

もう少し抱きしめてちょうだい

 

あなたの呼びかけに応えてみたい

可愛い声と言われてみたいの

 

あなただけはわたしのものにしたいの

 

あなたはわたしのもの

ゆれうごいて

あなたはわたしのもの

こちらをみて

さまよう言霊が降りてくる

あなたに呼びかける鈴になる

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Count the love」         2018 5 25

 

 

 

はだかで馬にのせられるのはあと何回だろう

不本意に体を触られるのはあと何回だろう

腕を縛られて殴られるのはあと何回だろう

背中に焼き印をおされるのはあと何回だろう

手紙を黙って読まれるのはあと何回だろう

友が蹂躙されるのはあと何回だろう

家族が黙り込むのはあと何回だろう

 

未来を信じるのはあと何回だろう

涙をこぼすのはあと何回だろう

 

見て見ぬふりをするのはあと何回だろう

パンを盗むのはあと何回だろう

死んだ人の指輪を抜き取るのはあと何回だろう

施しを受けるのはあと何回だろう

 

国益に尽くすのはあと何回だろう

民族に埋まるのはあと何回だろう

地雷を探すのはあと何回だろう

ミサイルが飛ぶのはあと何回だろう

 

一晩中行進するのはあと何回だろう

人の焼けた匂いを嗅ぐのはあと何回だろう

 

騙されるのはあと何回だろう

裏切られるのはあと何回だろう

失望するのはあと何回だろう

踏みにじられるのはあと何回だろう

 

立ち上がれないのはあと何回だろう

昇る太陽をにくむのはあと何回だろう

銃で撃たれるのはあと何回だろう

死ぬのはあと何回だろう

 

君に愛してるというのはあと何回だろう

 

 

 

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「こんにちは」                     2018 11 9

 

こんにちは

一体何に向かって挨拶したんだい

奥歯の向こうには死者の世界がころがっている

そこでは無愛想ほど位が高くなる

目は合わせる

無意識を装う気まずい間に化粧を済ませる

 

邪で淫らなことを恥じる

でもね

それでいいと思っているくせに

人生は一回だから何事も経験

それについて他人が何か言うことを嫌う

私は私だから

そこであなたの思考の全てが停止する

経験は言い訳の一つ

言い訳のために経験する邪で淫ら

無愛想に化粧を済ませる

さりげなくトイレも済ませなくちゃ

今日という日を私の思い通りにしなくちゃ

 

こんにちはの練習をしなくちゃ

 

 

 

 

 

 

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あのこもみてsuicide             2018 5 6

 

 

 

あのこもみてsuicide

連続的なgood-by

落ち着かないmoon-night

読み解けぬsong-write

 

車いすで狙ってほざいて周回して

感謝する兵隊にモルヒネを打つ

鑑みる性格にばらついた不穏

試してみてもいいけど自己責任で

 

かなわぬ夢はここらへんで捨てて

マイクロの記憶のたがねを絞める

クオリティの低さはどうぞご勘弁

そういえばお願いされた尊厳死はここに

 

たじろぐ子どもたちを寓話でだまし

ダライ・ラマが統括する便所に潜む

そうねあんたのところの猫を踏んだ

ヤンデレとメンヘラの違いくらい飛べ

 

ラッキーは心なしか気分を損ね

崩壊する映画観でラッカーを塗る

あと一回しか言わないけどそこは底だ

混じりけのない敗走には雫がこもる

 

解除された芋虫を信じて候

怨念がしみ込んだ聖なる泉

何気ない気遣いを蹴散らして武装

ヘルメットかぶせ配給した管理の無双

 

ビル八階の窓枠が取れてお試しの労働

酸性のはちみつをコンプリートするアイドル

ハーモニーは氾濫とシケインでキメろ

神経は多忙半径は摩耗

 

あのこもみてsuicide

連続的なgood-by

落ち着かないmoon-night

読み解けぬsong-write

 

言語を体系化するおまえは偽物

切れない包丁で岩を砕くに等し

お前はまがい物お前こそ捏造

福音を求めること誰も許さじ

 

お前は許されず俺も許されず

行く道は違えど終着点は同じ

俺は用意している最後の瞬間

お前に仕掛けるとっておきの皮肉を

 

俺は舞うお前とともに

それはとても高くから始まる

互いに嘘を重ね天空にやってきた

お前だけがそこにいるわけではない

 

もう一度言おうお前は偽物

誰とでも別れいつまでも月をみる

わけのわからない歌を作り

結局俺とともに空中で回顧する

 

 

 

 

 

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「薄いビール」            2016 9 21    2018 4 29 加筆

 

 

 

サングラスかけながら泳げない海をみる

狂おしく

お前は言う今年はついてないと

 

互いにこんなことで嫌な思いをして愛があると錯覚して

薄着のままだし寒いはずなのに無性に喉が渇いて

 

うねる海

狭い砂浜

薄いビール

渇いたサンドウィッチ

薄いビール

 

裏切りは免罪符

痛い目にあったほど

右の指に付けていた指輪はぶん投げた

 

確実に今日で終わりなのにお前はサンドウィッチにピクルスを入れ

思いつめた目で風に立ち向かうと無性に喉が渇いて

 

うねる海

狭い砂浜

薄いビール

乾いたサンドウィッチ

薄いビール

 

鈍色にうめくカビのはえた思惑

お前が口にした夢なんて一つもかなえられず

車輪の下にとらえられた影が俺を引きずり回して両足を奪う

薄いビールを飲み薄いビールを残し俺たちの軌跡に何かを探そうとする

初めからそんな二人だった

別に大した意味のない二人だった

 

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自刃↓

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