詩人 意味を成さず  ~掌握~

詩人 意味を成さず  ~掌握~

私が詩だと思ったものを
ロックンロール

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「後ろ姿の完了」   2018 10 16

 

間違いないという間違いを探しておぼつかない足元を見ないようにする

隣の家の窓が開くとしょうがないと思いながらこの家の窓を閉める

あの犬は後ろ姿しか見たことがない

昨夜の叫び声は見渡すと黒だった

 

あなたは「間違いない」とよく口にする

かといって訝しいフリをするわけにはいかず

よくわからないうちに期限が迫り「そうだね」と言ってしまう

 

子連れの親子がいる

子どもは振り向かず結局私は一定の距離で子どもの後ろ姿を眺め続ける

人生は誰かの後ろ姿についていくのみなのだろう

私には価値という言葉に意味を見出せない

 

果たして「主体性がない」という言葉は人に向けられるものなのだろうか

すると私は犬以下なのだろうか

 

おぼつかない足元には重力が発生している

気を抜くと足音は空に消える

隣の家の窓に吸い込まれてしまう

 

 

 

 

 

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告白 2018 6 6

 

 

月並みな言葉しか用意できない

気の利いたセリフはスクリーンの中

 

海へ行こうよ

海に行きたい

そこで好きだって言うよ

季節外れの海

調子外れの俺

始まらない愛

大したことはできないから

海を背にしてカッコつけさせてくれ

 

まがい物ではないと思うけど

本物の男かと聞かれれば自信はない

自分の感情には誠実でいたい

 

今それを言うとこの感じがダメになる

何か良くも悪くもステップしてしまう

でも告白するっていうことはそういうもの

俺は好きだといえばそこで終わり

好きだに付加する言葉は思いつかない

好きだに好きだを付加しても

多くしゃべっても俺の評価は変わらない

付き合ってくれなんて言ってないし

 

さりげなく気をきかせる君の知己と優しさ

そこに惹かれたことにしよう

本当は顔もスタイルも好きなんだけど

声も

 

何かを表現することは難しい

自分の気持ちを具現するなんて

月並みな言葉

気まずくなってもね

海に行ってから

好きだというまでの間が

なんだろう

緊張でもあるし

I feel fine

怪訝な顔でもいいよ

3文字聞いてくれれば

好きだ

 

 

 

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鋼鉄の翼 2018 5 25

 

 

今夜から警報は鳴らない

迫ってきても鳴らない

この町は見捨てられた

子どもまで見捨てられた

郷愁なんてない

哀愁なんてない

何にもない

守ってもらえるわけがない

ここに帰ってくる者はいない

出ていくわけにもいかないのだが

 

電話が使えなくなった

電気はかろうじて使えている

予備のバッテリーのことだ

あまり信用してはいけない

家と家の距離が長い

迫ってきても身を寄せあえない

奴らは空からやってくる

 

不毛な話し合いが何時間も続いた

気晴らしの煙草さえ手に入らなくない

皆自分の保身と保障で精いっぱい

脅威を跳ね返すだけの力も団結もない

変わらない日常が一点だけ変わる

警報をあてにはできなくなるということ

睡眠をするための手段が一つ減る

 

隣町との連絡もできなくなった

聞いたところによると道路も閉鎖されているらしい

隣町がやつらに

ひょっとするとやつらに

それは間違った推測だと思うように

体がそれ以上の悪い憶測を止める

違うことを考えるようにした

例えばこれからの食料について

例えばこれからの煙草について

 

後ろの男がひそひそ話で話している

「何もかも確認できない」

「いっそ自分たちで調べてみよう」

調べてくれればそれはそれで

私たちに良い情報がはいるかもしれない

ただどうであろうと私たちは

ここを離れることはできない

ここに留まることが条件だから

町にかかわることを調べても

悪い情報があっても何もできない

 

他の男がこんなことを言ってきた

「奴らは一種類ではない」

「いくつかの種族に分かれていて」

「それぞれいがみ合いながら共存している」

「ここを押さえるために先をあらそうかもしれない」

どうせなら嘘でもいいので

もう少し楽になる話を聞きたかった

 

警報はならない

誰が監視していても

これだけ家の間隔が広いここで

全ての家に危険を伝達することは難しい

それぞれに監視するのはどの家も負担が多すぎる

いくつかの家がまとまって監視するという手もあるが

これも互いの家が遠すぎる

やつらは空からやってくる

 

今夜は星も見えない日だと聞く

照らされない夜は気を付けなければいけない

闇に紛れてやってくる

そんな過去もあったらしいと

爺かだれかが言っていた

情報は常に伝聞か憶測

情報は常に不確か

ここはいつでも条件付き

やつらもいつでも条件付き

政治と種がからむとろくなことがない

 

あの家は隠し部屋を作ったらしい

外から何かがあっても

見えないつくりの秘密の部屋

しばらくは身を隠せる内内の部屋

ただ

そのことが町の者に知られているのでは意味がない

奴らがやってきたときに誰かがしゃべるかもしれない

耐えられなくなって

我慢できなくなって

苦痛から逃れるために

情報を流すかもしれない

その部屋は意味をなさない

他の誰かの痛みを少しだけやわらげる為に

利用されるのがオチだと

苦痛を逃れたい

ごく自然な考え方だ

 

今夜から警報は鳴らない

やつらは空からやってくる

ここから抜け出すことはできない

鋼鉄の翼でやってくる

やつらが脅威ではない可能性もある

これは

本当は誰も何も知らない

警報も鳴ったことはない

ただ物理的に

警報を鳴らすことができなくなった

やつらがくれば

言われた通りにするだけ

落ちろと言われれば落ちる

昇れと言われたら昇る

連れていかれたら連れていかれるのみ

 

守ってもらえるわけじゃない

本当は誰も何も知らない

やつらは空からやってくる

今夜から警報は鳴らない

 

 

 

 

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減速 2018 3 18

 

 

しなる全身の細い筋肉

目いっぱいの振動を押さえ付ける

 

やめる理由なんてない

自由はいつだってひとりぼっち

 

何もない居場所がないグラウンド

 

満足な体でどこにだっていける 

言い訳ばかり探している自分に飽き飽きだ

 

殴り合ってジュースを飲んでなすりつけあって分かち合って

そっと朝を迎えたい

ベタな青春に炎をささげたい

 

だから一歩進んでみせる

 

誰もがしない何かをしてみせる

意味なんかいらないこの血潮

 

街灯の離れた月が見える下り坂

飛び込んでみせる

相棒の自転車とともに

 

スピードをあげる

スピードをあげる

姿勢を下げる

 

ブレーキなんて

はためくシャツ

チューイングガム

今夜は家には帰らない

 

大人の減速した生活

それを手に入れたときにこの夜の全てを失う

 

だから今しかできないことをする

山賊のごとき無法者になる

 

絶頂の中

命をかけ尊厳をかけ暗闇を駆ける

 

次のカーブへ 夢をのせて

次のカーブへ 夢をのせて 

命をかけ尊厳をかけ暗闇を駆ける

 

 

 

 

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建築の日々 2018 6 18

 

 

今日もお腹が空かない

二連休の二日目

テレビの中で活躍する彼は本当にこの世にいるのかな

飛行機が宙に浮くのが信じられない

満ち足りた休息と実のある一人討論

君に電話をするだけでいいのだろうけど

 

大事なことほど後回しにするこのクセをなんとかしなきゃ

 

僕らはきっと幸せになれる

街の光も祝福してくれる

多くを望まなければささやかな喜びに包まれるよ

君と住む家を思い描いてる

図面をひくよ

トンカチ持つよ

 

僕には君がいるけど君には僕がいるのかな

昨日の晩ご飯を思い出せない

これで228時間君に会ってない

そこまでの記録ではないけれどそこそこの記録ではある

 

慣れたり飽きたりしていない

今日の電話で話すことがある

 

僕らはきっと幸せになれる

僕らの一歩は中継される

テレビを見ている人たちも

ラジオを聞いてる人たちも

君と住む家を思い描いてる

タイルを貼って

ペンキを塗るよ

 

僕らはきっと幸せになれる

街の光も祝福してくれる

多くを望まなければささやかな喜びに包まれるよ

君と住む家を思い描いてる

図面をひくよ

トンカチ持つよ

 

 

 

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傾向と対策 2018 5 9

 

 

君を待ち続ける時間

本当に女友達なのかい

車で迎えにいけるようにお酒を飲まないで待っている

 

いつもより念入りに

化粧で香水も目の色も

見たことのない服を着て必要以上に高いヒール

 

いつまでも待ってる

先に寝たりなんかしない

これが精一杯の抵抗

君への傾向と対策

 

適度に酔って帰ってくると君は必ずシャワーを浴びる

シャワーが終わるまで決して僕とはキスしない

 

君が何に囚われて何を吐き出したのか

気高い娼婦が汗にまみれるようだ

 

愛していると言われなくても愛していようと思う

これが精いっぱいの抵抗

君への傾向と対策

 

食べきれない量のがっかりを味わうために君の帰る場所を守る

すべからく性にまみれた衝動は君のためにあり君を輝かせる

 

まばゆい裏切りを想像し君のいない時間に住む

狂おしさを快感に変え無常の喜びによがる

 

 

 

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君の胸にヒットした言葉は     2019 6 23

 

その胸にヒットした言葉はただのジョークだ

今君は余裕がなくて

悪気のない笑顔の裏を必要以上に探った

 

君はそのジョークを持ち帰る

いつまでもそれを手にとって視力を失う

言葉を確実に全身に押し付けながら

悪意の有無を

皮肉の有無を

侮蔑の有無を

獲得していたはずの安心の有無を確かめる

 

強固な床が君を中心にうねり始める

自分の賞味期限が過ぎたのではと憂う

線を引くべき距離を見誤ったのでは

自分に何か非があるのでは

懐に入りすぎたのでは

同じ場所に鼻をつけてぐるぐる回る

 

そうして

 

小さな半径の中ささやかな杞憂を享受される

 

しかし君は繰り返す

君の心は栄養が不足している

抗体のできないウイルスに感染している

 

これからも悪気のない言葉に振り回される

 

小さな痛みの連続に裸体をさらしている君

 

みんな世界を支配したがっている

 

 

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偶然は必然 2018 5 16

 

ガムを買う

しけたガム

グラニフのTシャツに501にオニツカタイガー

マイフォーマル

タバコの値段が上がったがやめる気はない

電子タバコはクソ

紙巻を捨てるなら自殺する

子どもたちが前を通るときはいい顔でいよう

大体が憶測だ

憶測の記事や言い合いは大嫌いだ

でも一人のときは自由に憶測する

想像する

妄想する

外でそこまで耽るのもなんだなと思ったとき君が現れた

 

タフな肉にかじりつく

これにワインを飲めばカロリーは十分

店を出るとまだ日は高い

しなければいけないことがまだ多くあるように感じる

悪夢は毎日見る

全くもって忘れていた過去で苦しめるとは悪夢もなかなかやる

それをすべてメモしてあるとは悪夢も思ってはいまい

せめてもの抵抗

去るものがいるから追う喜びがある

ナンセンスを追う

ナンセンス

理由を聞かれても答えない

答えなんかないから

そんな自問自答をしていたとき君が現れた

 

思ったより年をとるスピードは遅い

こんなところをウロウロしている

渋さを身に付けるまでには足りないものが多い

クラシックな眼鏡でごまかしてみる

髪は染めない

昨日観た映画の監督の名前を忘れた

主人公が右腕を撃たれたシーンは焼き付いている

あの役者はこの間ホテルの支配人の役をやっていた

その映画は退屈だという評判だ

ハードボイルドとは何なのか考えてみた

渋い男が渋いセリフを吐いていればハードボイルドだと

どうやら違うらしい

まあどちらでもいい

ハードボイルドを目の当たりにしてみたい

自分なりのヒロインをキャスティングしていたとき君が現れた

 

いすに座ると正面の壁の上に木枠の時計がある

彼は電池も時刻合わせも必要がない

いままでに不都合を起こしたことは一度もない

誰もが息絶えても彼は永遠に時を刻むのだろう

埃でまみれ文字盤が見えなくなっても永遠に時を刻むのだろう

かくして時計というものは恐怖の対象だ

もし体という体に時計を埋め込めば永遠の体を手に入れることになる

時計で作られた瞳

時計で作られたつま先

その点洗濯機や冷蔵庫には愛嬌がある

掃除機あたりは寄り添ってやりたくなる

ギターアンプはどうだろうと思慮したとき君が現れた

 

It was meant to be そういう運命だった

It was fate これは運命だった

 

 

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教師 2018 5 29

 

 

君に寄り添いたい

君のそばにいてどんな話でもゆっくり聞いてあげたい

君は先生を必要としているし

君は先生のことを信頼している

 

君に寄り添うと他の「君」とは一緒にいることができない

「君」が大勢ひいきだと合唱する

先生が嫌われるだけならまだいいかもしれない

君は他の「君」に嫌われる

 

「君」が多すぎる

 

自由に生きたい「君」もいる

どんなに悪いことでも天真爛漫にやってのける

これを放置すればまた嫌われる

天真爛漫は善悪どちらでも嫌われる

それを放置すればまたもや先生は嫌われる

 

教育なのか

しつけなのか

君たち全員を制圧しなくてはいけなくなる

それをできない先生のためにもっと多くの生徒を制圧しなくてはいけない先生がいる

君のための教育じゃなくて

いろんな先生のための教育があるんだ

よく言えば先生方も支えあっている

でも多くの場合は極端に全体を支えなければいけない孤立する先生がいるんだ

悪くいえば先生が先生を抱えているんだ

言葉遣いすらままなっていない先生もいる

そんな先生がどんな言葉を使って君に話をするのか

先生の正義は君の正義ではない

先生の安らぎは君のやすらぎではない

僕もその一員だ

 

この現場で自由とは混沌なんだ

やりがいと仕事の精度は別なんだ

船長が十人いる船は沈むんだ

 

信頼され尊敬され畏怖され嫌われる

保護者にも信頼され尊敬され畏怖され嫌われる

先生たちはいつでも強大なものに惑わされ雲をつかむ

先生たちはいつだって牛に四肢を引き裂かれる

もっとのろまでとんまでたまたま波長の合う朴訥になりたかった

 

これだけいる先生のどこかに引っかかる君は幸運だ

「君」の周りには誰もいないかもしれない

これだけいてもどの「君」にも相手にしてもらえない先生もいる

 

君はひっかかってくれているのか

 

未然に防げば嫌われる

ほっとけば事件になる

事件になってから解決すればよい先生といわれる

未然に防げばやりすぎと言われる

ほっとけば君も「君」も傷ついてしまう

事件にならなければ何も指導できないという先生もいる

感覚を鋭く広げ君と「君」を強く観察する

君と「君」の摩擦は次第に大きく自分では解決できない問いになる

未然に防いで指導すれば押しつけがましいと嫌われる

罪の意識の存在で初めて「君」は自分の非に気が付く

打たれた君はやるせなさと卑屈さを学ぶ

先生は

どこの時点で何を指導するのだろうか

 

全員に好かれる先生はこの世にいない

 

学び

 

学問を

 

人とのつながりを

 

傲慢な学歴と横柄なスポーツマンシップを

 

自分の限界を

 

無知を知れば称賛され限界を知れば叱咤される

 

君はそのままでいいのに

 

誰にも矯正されずに矯誤されず

 

君はそのままでいい

 

君はたくさんの話を聞いて想像するカナリアだ

新しく獲得した素敵を堂々と歌えばいい

それを称賛さる「君」

それを疎ましく思う「君」

無関心「君」

そこから学べばいい

 

先生は学問を教えるだけのマシーンになる

 

先生は君のお話をちゃんと聞いている

先生は君のお話だけを聞いているわけにはいかない

 

先生は君を大好きなくらい「君」大好きにならなくてはいけない

嘘をついて

偽って

先生は自分の気持ちを無理やり抑えて

君も「君」も愛さなくてはいけない

先生たちが君に捧げるコメントには必ず裏がある

褒めている言葉に裏がある

誰にも気づかれないように

君の隠したい現実を舌触りのよい言葉にするんだ

 

愛していない人に愛していると言ってはいけないと世は求めるのに

先生という人間は君にも「君」にも愛していると言わなければいけない

複数の人に愛を囁いてはいけないという倫理に従うのに

先生という人間は複数の人に愛をもたなくてはいけない

 

君は先生の子ではない

「君」も僕の子ではない

でも先生は全員自分の子だって嘘をつくんだ

 

間違っている

もっとドライに線を引いておつきあいしなくてはいけない

君にだけ関わるのは職業として間違っている

 

先生たちは永遠に悩むんだ

個人を大切に感じるのか

集団を大切に感じるのか

そこにバランスなんて存在しない

常に僕たちは統一した考えを持てずに

目につきやすい安いことにだけこだわって

だって目につきやすいことにしか議論できないんだもの

君たちに対して最も重要なものは共有できず

将来の大切なことが後回しなって

今すぐ結果がわかるものにしか助言できず

大きな矛盾の中でお金を稼ぐんだ

お金を稼ぐんだ

プロとして気が狂うんだ

プロとして気が狂わないために何も見ないように考えないようにしてるんだ

君に上下をつけるのは先生なんだ

 

 

先生と呼ばれる人はたくさんいる

先生と呼ばれる人ほど偉そうだなんて話もある

でも先生は君の前では先生でいないとおかしくなってしまうんだ

先生はいつでも大いなる背反の中にいる

 

先生たちはもっと夢のようなことを語りたかった

先生たちにもたまらないほどに真な初心があったんだ

 

君に寄り添いたい

君のそばにいてどんな話でもゆっくり聞いてあげたい

君は先生を必要としているし

君は先生のことを信頼している

 

ああここに書ききれているかわからないよ

どれだけ君を愛していてどれだけ君が鬱陶しいかを

先生がどれだけあつかましいかを

 

 

 

 

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輝けるエゴイズム 2018 5 15

 

 

嘘が嘘を教える

屑がクソを純真に叩き込む

社会という名のもとに虐殺を行う

皆殺しだ

未来の種がことごとく

ことごとく皆殺しだ

教えるなんてえらそうに

 

勝手に学ぶ

僕は

私は

勝手に学ぶと叩き返してしまえ

若いころに他人の学び方に縛られれば

一生の宝になるなんて嘘だ

若いころに無駄な我慢をすると

前途が開けるなんて嘘だ

我流でいい

君なりの学びの方法で

クセにまみれた生き方は美しい

君の個性は勝手に磨かれる

作り出された偽物の社会ではなく

君の目の前の豊かなコミュニティに身を任せれば

君は君の失敗とともに成功とともに磨かれる

君のエゴも君の偏りも人生だ

君のエゴも君の偏りも友達を作る名刺だ

家族を養うイデオロギーだ

 

「このときの主人公の気持ちは」なんて聞く奴は誰の気持ちもわからない寂しい奴だ

君がすでに感じている白いゾウの気持ちを

真心でつかまえた君だけの一文を

道徳という呪文でしばられたあたりさわりのない言葉に差し替えるしかなくなる

 

君たちはすでに洗脳されている

君たちはすでに洗脳されている

そこから這い出ない限り

次のものを自分で手繰り寄せることはできない

与えられる刺激と見つけ出す刺激の違いを知るためにそこから這い出なければいけない

その選択も与えられてはいけない

自分で選ばなくては

奴らは自主性と強制を一緒に括る

人の目を過度に気にするように

人の声に過度な配慮をするように

無能な奴が無意味に求める

本当に必要なのかどうか聞いてみればいい

奴らは一人として満足に答えられない

ルールだからの一言ですべてを終わらせようとする

 

けんかをした

殴り合った

その仲直りは君と相手だけでやればいい

よくわからない第三者がしゃしゃり出て罰を与えようとする

相手にわからない形で無理やり収束し「罪よ」と言われて君を二回も三回もレイプする

仲直りしないのも君の選択なのに

君たちの間にあるみえない緊張をわざわざ紡ぎだしこれが現実だという奴に現実は見えていない

いつだって人間は不協和音の中に居所を探る

奴が自慢げにさらけ出した項目は

君たちを無理やりハダカにしてさらすようなものだ

ロリコンたちは金をもらって大義をつくる

何もないところに砂の山を築く

君は

真昼間に皆が見ている前で右足で砂の山を崩してやればいい

左足で君の名前を砂に書けばいい

焼き付けろ

君にだけ与えられた本物の声明を

君の名前とともに大地に轟かせばいい

 

とにかく認めない

君の多くの部分が奴らに勝っていることを

奴らは何が何でも認めない

100%君を屈服していないと気がすまない

奴らはそうやって教えられた

君のことを屈服させることが大切だと

奴らは本当にそう教えられた

だから奴らの教えを疑わなくてはいけない

偽物は偽物に育てられた

君は本物たれ

君より大きかろうが小さかろうが

年少であろうが年長であろうが

皆を認める勇気を持て

君が尊重されるべき一つであることを

皆が同じように尊重されるべき一つであるように

素直に感じる主体性たれ

 

そして君はいつか教える人間になる

君の後ろに君の道ができている

その道を歩く人

その道を歩かない人

なにもかもそれでいいと言えばいい

みんな勝手に生きて

仲間を作って死んでいく

それを皆自分で探って生きる

 

死に方まで強制する奴

君の死に方をとうとうと語る奴

奴らが一番陳腐だと

それがわかれば最高だ

 

 

 

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