前回の記事では、M.2 SSDを新しいものに換装した記録を書きましたが・・・・
昔の写真を整理していたら、ちょうど 9年ほど前(2016年) に撮影した記録が出てきました。
当時のことを思い出しつつ、改めてまとめてみます。
購入と撮影時期
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使用していたのは INTEL SSDPEKKW256G7。
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発売は 2016年10月。
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手元の写真の撮影日は 2016年11月。
発売直後に購入したことになります。
写真を見返す限り、どうやら当時は「発熱対策」をテーマにブログを書こうとしていたようです。
しかし記事としては残っていなかったので、おそらく忙しくてそのまま流れてしまったのでしょう。
写真①:H170-PROのM.2スロット
こちらは ASUS H170-PRO のM.2取付部の写真です。
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青い丸:M.2固定用のピン位置
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赤い丸:M.2ソケット位置
当時はCPUの冷却に水冷式を導入していたんですね(2年ほどで壊れましたがw)
今見ると懐かしいです。
写真②:M.2装着後
M.2を実際に取り付けた状態。
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上:CPU
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下:GPUソケット
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左:PCIe x2スロット
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左上:メモリスロット
ご覧の通り、H170-PROは とても窮屈な場所にM.2を配置する仕様 です。
当時はM.2の冷却のことなど考えていなかったのですが、ゲームなどで負荷をかけると挙動が怪しくなることがあり、調べるうちに「冷却が必要だ」と気づいたのを覚えています。
写真③:温度測定
赤外線温度計で計測したところ・・・・
ヒートシンク無しで 54℃。
案の定異常な温度、これはさすがに危険だろう、ということで慌てて冷却対策を始めた記憶があります。
写真④:ヒートシンク装着と悲劇
M.2本体は 20mm × 80mm。
そこで 20mm × 20mmのヒートシンクを4枚 貼り付けて冷却対策。
ところが思い出したのです……
最初は 20mm × 80mmの一体型ヒートシンク を試していたのですが、貼り付け位置をミス。
剥がして貼り直そうとしたときに・・・・
チップが根元から剥がれてしまいました。
CPUでいう所の「スッポン」、M.2でやってしまいました><
通電させる前に、天に召されてしまうとは・・・・。
そのため、今まで手元で動いていた個体、 実は2代目 というわけです。
写真⑥:ファンの追加冷却
ヒートシンクだけでは心配だったので、さらにファンを取り付けてみることに。
ところが当時(2016年頃)、20mm × 80mmサイズのM.2専用ファンなんて市販されていませんでした。
そこで代替案として、40mm × 40mmのファンを2個並べて設置。
やや強引でしたが、これで冷却性能は大きく改善されました。
この作業からすでに9年。
以後一切手を加えず使い続けていましたが、目立ったトラブルはまったくなし。
「よく9年も持ったなあ……」と今振り返ると驚きです。
写真⑦:現在の対策
そして時代は現在へ。
今回の換装でも、やはり前回の経験を踏まえて ヒートシンクとファンをセットで装着 しましたが、専用のヒートシンクが一般的に出回ってる為かヒートシンクの取り付けは思った以上に安全で簡単でした。
ただし・・・・昔同様ファンの取り付けは面倒くさい(笑)。
前回は「どうやってファンを固定するか」で悩んだ末、結局 アロンアルファでヒートシンクに直付け という荒業を使いました。
ところが驚くことに、その状態で9年間まったく問題なし。
「じゃあ今回もその手でいこう」と、同じ方法で固定することにしました。
ファンを付けなくてもヒートシンクだけで大丈夫らしいのですがまあ念の為という事で。
写真⑧:取り付けるとこんな感じ
M.2黎明期の苦労も、今となっては良い思い出。
こうして初代から二代目へ、そして今回の新SSDへと世代交代を重ねながら、今も元気に稼働中です。
次回はベンチマークやらでも載せてみようかと思います




































































































