~Fondazione Salvatore Romano~
<小さい博物館>フォンダツィオーネ・サルバトーレ・ロマーノ

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フィレンツェのサント・スピリト教会(la Basilica di Santo Spirito a Firenze)の
レフェットイオ(Refettorio)にあるこの小さい博物館は
かつて聖アウグスチノ修道会に属する修道院の古い食堂だった場所にあります。

1868年にフィレンツェ市に譲渡され、800年代の末期にはこの場所が
なんと、当時あったトラムの車庫として使用されていたというのです。
(びっくり!)Σ(=°ω°=;ノ)ノ


こちらの博物館で一番のメインは14世紀に描かれたオルカニャの描いた壁画ですが、


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他にも、古物商サルバトーレ・ロマーノが11世紀から15世紀までの時代の、
各地域から集めた彫刻の数々がその後フィレンツェ市に寄贈されたものが沢山展示されています。

十字架にかけられたキリスト(1360年- 1365年) と、
<下方>サント・スピリトの最後の晩餐の断片
オルカーニャと呼ばれたアンドレア・ディ・チョーネ・ディ・アルカンジェロ
(およそ1310年 – 1368年)

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Crocifissione (1360- 1365) e
<in basso> un frammento del Cenacolo di Santo Spirito
Andrea di Cione di Arcangelo "L'Orcagna "(1310 circa – 1368)



800年代の末期にはこの場所がトラムの車庫として使用される際に
サントスピリト広場に面した側の壁に位置するオルカーニャの最後の晩餐の壁画に
致命的で取り返しのつかけられないダメージを与えられたそうです。
(ええええ!)(  ゚ ▽ ゚ ;)

言われてみると確かに壁画の真ん中にトラムが通りそうな位の大きさで
きちっと四角い形で破損していますね!

館内を見学中の時は、まさか、14世紀に描かれた壁画がトラムの車庫にする為に
破壊されたということなど、全く考えもしませんでしたし、
何世紀もの間の老化による破損であろうとしか思っていませんでした。

こういった話は今のフィレンツェだったら絶対に考えられない事ですね!


「サント・スピリト教会の最後の晩餐(と、十字架に架けられたキリスト)」  WIKI イタリア語

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②に続きます。
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