転園しようと思ったワケ⑦ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

    

現在のことではなく

約3年前

ピピウが幼稚園に入園した

1年目のことを

日記を読み返しながら

書いています。

 

かなりの未熟児で生まれ、その後、何回もの手術を受け、短腸症候群になったピピウ。

 

そのため、ずっとピピウの成長をかなり神経をとがらせて見てきたつもりです。

少し大袈裟なくらい。

 

 

公園で、他の子はしているのにできないことがあると心配になったり…

何か問題があるのでは?と不安になったり…

 

ただ、2歳の時に神経心理科で発達を見てもらった時には問題なしという診断だったので、少し安心してはいました。

 

それが幼稚園に入ったとたん、担任からの「補助の先生をつけたほうがいい」というプレッシャー。

 

正直、「そうなのかな?補助の先生をつけたほうがいいのかな?」と、最初のほうは思いました。

 

なんといっても相手(担任)は子供を見るプロ。

 

私が気づかないことでも、気づいているのではないかと思ったからです。

 

 

 

 

 

 

でも、4か月の病欠から復帰した時に、ピピウができてることもできないと言い出し、無い問題を無理やりピピウに作ろうとするその担任の態度に、この人が言うことは信用できないと思いました。

 

 

しかし、それでも、心配になるのが親心…タラー

 

 

その時に、私とダンナを精神的に支えてくれる存在の人がいました。

 

 

ピピウのベビーシッターさんです。

 

 

 

ピピウのカテーテルが取れてから、週に2~3回ほど、一人のベビーシッターさんにピピウの面倒を見てもらっていました。

 

私も徐々に仕事に復帰し始めた時期で、夕方から夜にかけて、私の授業が在宅(オンライン)であるときと、学校へいかないといけないときにお願いしていました。

 

 

このシッターさんはお友達を通して紹介してもらったのですが、私立の保育園の先生で、プロです。

(国公立の先生はアルバイトをしてはいけないようですが、私立の先生ならできるようです。)

 

イタリア人女性で年齢は私と同じくらい。

すでにベテランで、この近所のお母さんたちには大変評判がよい。

ただ…時給が高いことでも有名でしたタラー

 

 

人気のシッターさんなので、そもそもピピウを見てもらえる時間があるかどうかも分からなかったのですが、私がピピウを見てもらいたい時間帯が、まぁまぁ遅い時間帯だったこともあり、見てもらえることになったのです。(他のお母さんたちは保育園が終わってからすぐ、仕事が終わるまで見てもらいたいので、私とは見てもらいたい時間が少しズレていました。)

 

 

このシッターさんが良かったキラキラ

 

 

預けている3時間ほどの間、私が授業の準備をしたり、別室でオンラインで授業をしている間、いろいろピピウとのやりとりも聞こえてくるのですが…全力でピピウと接してくれている様子が分かりました。

 

TVなんて、もちろん見せません。

ピピウが持っているおもちゃで遊ぶこともあれば、

自分でいろいろな道具を持参して、工作をしてくれたりしました。

ハサミの持ち方はこのシッターさんと練習しはじめましたし、

のりで紙を貼ったり、小麦粉で粘土を作ってくれたり、絵具と筆で絵をかかせてくれたり…

私はピピウとしたことがない遊び、本当に、保育園で子供たちがやるようなアクティビティをピピウに家でしてくれたのです。

イタリア語の童謡もピピウはシッターさんから習いました。

あと、ピピウは絵本が大好きなので、家にある絵本を全部読み終わると、自分が持っている絵本を持って来てくれたり、おすすめの絵本を私に教えてくれたりしました。

 

その日に作った作品は、必ず私かダンナに見せてくれました。

 

私たちはピピウを健康上とコロナ禍の問題で保育園に行かせてやれなかったので、彼女がピピウを見てくれて、本当に良かったと思っています。

 

 

シッター代の時給、確かに高いな…と最初は思いましたが…

 

 

習い事に通わせていると思えばむしろ安かった!真顔

 

 

もう、彼女の仕事ぶりには私もダンナも大満足だったのです。

 

 

 

彼女がピピウを見てくれ始めたのがピピウが2歳の時から。

 

その後、3歳半で幼稚園に入り、担任の先生と問題があった年も週に2~3回、シッターをお願いしていました。

 

 

始めてピピウの担任に「補助の先生をつけたほうがいい。」と言われた時も、彼女に相談したのですが、「そうかしら?私は必要ないと思うけれど…。」と彼女は言っていました。

 

 

 

そして、怒りのオンライン面談のあと、ダンナと2人で真面目に彼女に聞いたんです。

「私たちはあなたの働きには大満足だし、だから、あなたの言うことなら信用もできる。

私たちに遠慮せずに、あなたの正直な意見を聞きたい。

ピピウに補助の先生は必要だと思う?」

 

彼女の答えはこうでした。

「104を持っているのだから、補助の先生をつけたければつけることもできるわけで、両親がそのほうが安心だと言うなら、つけるのもいいと思う。

でも、ピピウに補助の先生が必要かと聞かれれば、必要ないと私は思う。

確かに、他の子はだいたいできるのに、ピピウにはできないこともある。

その逆で、他の子はだいたいできないのに、ピピウにはできることもある。

でも、それは、全ての子供に言えること。

この年の子供たちは個人差が大きいから。

私は専門家ではないから、診断はできないけれど、私がピピウを見てきた限りでは、ピピウに問題があるとは思わないし、補助の先生が必要だとも思わない。」

 

 

その辺の人が言うならまだしも、現役の10何年と経験のある先生が言うんです。

信用してもいいでしょう?

 

 

彼女はまだオムツが外れていないころからのピピウを知っているわけです。

 

そして、私たちが彼女に意見を求めたときは、ピピウは彼女といるときも1人でトイレに行っていたし、ちゃんとコップで飲めることも彼女は知っていました。

 

彼女はいつも、「ピピウ、〇〇ができるようになったね~!」とピピウが何かできるようになるたびに褒めてくれたし、私たちが気づかないことも教えてくれたりしました。

 

担任が「全然成長していなかった」と言った4か月の間も。

 

 

そんなこともあって、対面での面談に私たちは少し強気で臨めたのです。

 

 

 

つづく

 

 

 

ベビーシッターって大事ですよー!

 

本当に彼女にシッターしてもらって良かったと今でも心底思います!

 

 

 

 

 

 

 

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