19年になりました | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

私が大学を卒業してフィレンツェにやってきたのが2004年の4月。

 

何日だったかははっきり覚えていないのですが、確実に4月の1週目。

 

申し込んだフィレンツェの語学学校のコース開講日が4月の第一月曜日でしたから、確実にそれまでにフィレンツェ入りしていたはずだからです。

 

 

 

あれから19年も経ちました。

 

 

 

日本には大学卒業まで、よって22歳(2週間後には23歳になったのだけれど)まで住んでいました。

 

だから、まだ日本に住んでいた期間のほうが長いのですが…それにもだんだん追いついてきてしまいましたね。

 

 

そして、私は大学進学のために18歳(それも2週間後には19歳になったのだけれど)で実家を出ているので、ついに両親と一緒に住んでいた期間よりも、フィレンツェに住んでいる期間のほうが長くなりました。

 

 

そう考えると、両親と一緒にいられる時期はこんなにも短いものなのかと思います。

 

ピピウだって、もしかしたら高校卒業とともに、どこか違う場所で住み始める可能性もあるわけで…。

 

そう考えると、あと一緒に住むのは12年だけかもしれない。

 

一日一日を大切にいしょうと思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この19年をざっと振り返ってみると…

 

 

20代前半

イタリアに来たばかりのころはただただ楽しいだけだった。

言葉の壁、文化の壁にぶち当たって凹むこともあったけれど、それでもとにかく楽しかった。

イタリアに住みたいと思った。

 

20代後半

ある程度イタリアに慣れて、イタリア生活が不便でしょうがかなかった。不満だらけだった。

「日本だったらこうじゃないのに」と思うことが多すぎて、大好きだったはずのイタリアの受け入れらない部分が見えてきた。

うまくいかないことは全部「イタリアだから」とイタリアのせいにしてたような気がする。

 

30代前半

諦めることを学んだ。いい意味で。

ここは日本ではないし、私が選んで来たのだから、しょうがない。

この世にはいくら話しても分かり合えないことがあることを知ったし、それは相手のせいでも私のせいでもなく、生まれた国や文化がそもそも違うのだから“しょうがない”ということに気が付いた。

理解しあうことが理想だけれど、そうできないときもある。

その場合は、尊重しあうことが大切だと学んだ。

それから、イタリアでの生活が本当に日常になったと思う。

 

30代後半

妊娠出産。早産で生まれたピピウにてんてこ舞い。

もう、イタリアとか、日本とか、言っている場合じゃなかった。

ピピウの命が助かるなら、どこでも、何でもよかった。

でも…今は、今お世話になっている小児総合病院が近くにあって本当に良かったと心底思う。

イタリア・トスカーナ州の医療システムに感心したし、出会ったドクター、看護師さん、その他のスタッフは“人”として素晴らしい人が多かった。大好きになった。

毎日がピピウの健康のことで頭がいっぱいだったし、そうかと思ったらパンデミックで1か月以上外に出られないロックダウンという今までにない経験もした。

もう、国とか関係ない。今住んでいるここで、家族楽しく、平穏に暮らすことが何よりも大切だと感じるようになった。

 

40代前半の今

日本が遠くなったと感じる。

パンデミックでもそうだったし、今の戦争でも。

日本へ行くには以前より更に時間がかかるようになったし、チケット代も以前よりもずっと高い。まさか、こんな日がくるとは19年前は想像していなかった。

自分自身もそうだが、親も年を取った。そして、父は逝ってしまった。

今は、少し先のことを考えて、今の自分に何ができるか模索中。

 

 

 

 

 

 

19年という年月は、過ぎればあっという間でしたが、やっぱり長いです。

 

いろいろなことがありました。

 

19年前に描いていた私の人生とはやはり違うことも多いし、想像以上にハードです。

 

 

 

 

フィレンツェの町に降り立った19年前。

 

希望しかなかったあの時の私とは違うけれど、これまで私がフィレンツェで築いてきたこの19年を無駄にしないためにも、人生の残り半分、ここで頑張っていこうと思います。




 

 

ただ…4月生まれの私。

 

日本の桜が恋しいです。

 

 

 

 

 

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