今日は午前中にアウトレットまで行ってきました。
ピピウの服を買わないといけなくて。
買いたいものは買えたし、じゃ、帰るかと歩いていると…
前方から来る人にどうも見覚えがある…。
すれ違った瞬間、NICUの看護師のSだ!と確信。
(Sはご主人といて、すれ違う時も私の方は見ていませんでした。)
振り返って、「S!」と呼ぶと、向こうも振り返ってくれて…
「
ピピウのマンマ!?」
とすぐに分かってくれて、
がっしりハグをしてくれました。
「ピピウは?ピピウもいるの?」
と聞かれましたが、
「ピピウは幼稚園。」
と言うと、少しがっかりした様子でした。
ピピウがNICUにいたときにお世話になった看護師のSさん。
今でも時々SNSで交流があったり、メッセージを送ったりはしていたのですが、実際に会うのは何年ぶりでしょうか。
というのも、コロナだったことはもちろん、Sさんは数年前にピピウがお世話になったNICUから別の病院(フィレンツェ県外)のNICUにかわったのです。
なので、お世話になっている小児総合病院へ行っても、会えないのです。
久しぶりに会えて、今となっては5年半くらい前の話から近況までいろいろ話して、30分以上立ち話し
ご主人、ごめんなさい。
でも、初めて会うご主人もピピウのことを知っていてくれました。
Sさんがいつも家でも話していてくれたからです。
NICUにいたのはもうずいぶん昔のことのように思えるのですが、こうして当時を知る人に会うと、一瞬であの時に戻ってしまうものなのですね。
当時のことを話してて、私もSさんも泣きそうになってきました。笑
5年半前、こうやって看護師さんと当時を振り返り笑いあえるなんて、想像もできなかったな…。
そして、別れ際、
「今までにいろいろな赤ちゃんとその両親を見てきたけれど、あんなに長い間、そしていろいろあったのに、NICUで頑張っていたあなたたち家族のことは絶対に忘れないわ!そして何より、あんなに頑張ったピピウのことなんて忘れられるわけがない!いたずらっ子になったピピウによろしくね!」
と、またがっしりハグしてくれました。
私も
「あの時、あなたがピピウと私たち夫婦にしてくれたことは、絶対に忘れない!」
と、がっしりハグをしかえしました。
ピピウの命の恩人の一人に数年ぶりに会って、心温まった寒い寒い朝だったのでした。
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