宗教の授業 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

昨日のブログにちょこっとだけ書きましたが…

 

 

ここイタリアでは

学校で「宗教の授業」というのがあります。

 

この場合“宗教”という言葉がさすのは

キリスト教カトリック♰

のことです。

 

この宗教の授業、私が知る限りでは

幼稚園から高校まであって

高校生で受けている子は少ないようですが

幼いころは多くのイタリア人の子供が

受けるようです。

 

ちなみに、義務ではありません。

 

 

 

 

 

ピピウは国立の幼稚園に通っていて

そこでも宗教の授業がありますが

私たち親はピピウに宗教の授業は受けさせない

という選択をしました。

 

 

ピピウには洗礼も受けさせていません。

それについて書いた記事はこちら↓

 

 

 

 

 

他の子供たちが宗教の授業をしている間は

工作をしたり、他のことを同じく宗教の授業を受けないと親が選択した子たちとしているようです。

 

 

 

 

 

国際色豊かなフィレンツェ。

 

ピピウの幼稚園のクラスも

半分とはいいませんが

外国人の子がけっこういます。

ピピウのようにハーフ(ダブル)の子もいます。

 

だから、そもそも信仰している宗教が

キリスト教じゃない家庭もありますし、

うちのように両親が同じ宗教でない

家庭もありますし、

両親ともにイタリア人の家庭でも

あえて子供に宗教の授業を受けさせない

家庭もあります。

 

この宗教の授業の選択制はいいことだと私は思います。

 

 

 

 

 

私はイタリアで生まれ育っていませんが、

イタリアで生活しているので、

やはりキリスト教のことを最低限は知っておくべきだと思いますし、

知っていて損はないと思います。

宗教にはその国の道徳観、歴史、文化があると思うからです。

 

 

ピピウにおいては

ここイタリアで生まれ育っているので、

“知識”としてキリスト教のことを

知っておくのはとても大切なことだと思います。

 

そして、この国で生まれ育つ以上、

自然と道徳観、文化において、

キリスト教の影響を受けるのではないか

と思っています。

 

それも悪くありません。

 

 

 

 

クリスマスが近づけは、宗教の授業を受けていないピピウも「クリスマスとは何か」を教えてもらうみたいですし、クリスマスにちなんだ工作もします。

 

イースター前も同じ。

 

そして、教室には十字架が飾られています。

 

 

 

そのことに関して

私はあまり何も思わないのですが、

同じクラスのイスラム教を信仰する家庭は

どう思ってるのかな???

と、少し疑問に思わなくもありませんタラー

 

 

 

 

 

 

ずいぶん前、

私の日本語の生徒さんで教師をしている人が、

イタリアの学校の宗教の授業にはあまり賛成でないと言っていました。

“宗教の授業”というのであれば、

キリスト教だけでなく

すべての宗教について教えるべきだ

…と。

 

ちなみに、この生徒さんは

かなり敬虔なキリスト教徒です。

 

 

私もその生徒さんと同じく、できればそれが理想かなとは思います。

 

 

 

 

 

日本にいるときはあまり感じませんでしたが、

海外に出てみると宗教って本当に大切なことで

答えの出ない人類の永遠のテーマなのではないか?

と思えることもあります。

 

逆に、

「シェコが信仰している宗教は何なの?

仏教?神道?」

と聞かれ、

「たぶん両方。」

と答えると大概ビックリされるんですが、

日本の二つの宗教がいがみ合うことなく

一つの国に共存していること…

これは日本のすばらしさの一つなのではないか

と私は思います。

「たぶん両方」と答えてビックリされる理由は、自分の宗教観を答えているのに“たぶん”と曖昧であること、そして二つの宗教を同時に信仰していることからだと思われます。

 

 

とりあえず、宗教で言い争ったり、まして戦争になるのは本当にやめてほしいです。

 

 

 

 

日曜日、森の中の教会に入ると自分から

「しーっ!教会では静かにしないといけないんだよ。」

と言っていたピピウ。

 

神父さんたちが歌う讃美歌に聞き入っていたピピウ。

 

5歳になって、何か感じるものがあるのでしょうか?

 

 

 

 

少し前までは教会に入ると(観光で)、

「早く外に出よう!」

「ジェラート食べたい!」

って言ってたんですけどね真顔

 

 

 

私はキリスト教をピピウに説明したり、教えたりすることはできませんが、

文化、芸術に触れさせるという意味で、

そろそろフィレンツェの有名な教会に連れて行ってみようかなと思いました。

(本来、ミサ以外は入場有料のフィレンツェの有名な教会、サンタクローチェ、サンロレンツォ、サンタ・マリア・ノヴェッラといった教会はフィレンツェに住民票がある人は無料で入れるのです。数年前、ピピウをベビーカーに乗せて、サンタ・マリア・ノベッラに連れて行ったら、ピピウが騒ぐ、走るで滞在時間5分ほどで終了しました。でも、今度は大丈夫そう???)

 

 

もちろん、日本では寺や神社にも連れて行きたいと思っています。

 

 

大切なのはお互い違っても、尊重しあうこと。

 

そのことを覚えて成長してほしいと思います。

 

 

 

もし、ピピウがもう大きくなって、

「洗礼を受けたい。」

「キリスト教徒になりたい。」

と言ったら、それはそれで反対する理由は私たち親にはありません。

 

その時には、ピピウのお世話になっている小児総合病院の神父さんにお願いしたいなと私は思います。

私はキリスト教とではありませんが、この神父さんにはお世話になりました。

私はその神父さんが人として好きなので。

 

 

ちなみに、ピピウがお世話になっている小児総合病院にはその神父さんが常駐。

また、院内には“教会”ではなく“祈りの場”という場所があり、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教だったかな?の3つの宗教の礼拝する場所があります。

 

 

 

 

宗教ね…

ピピウに聞かれた時のために、

もう一度、キリスト教を説明した本(日本語)を引っ張りだしてきて

読んでおこうかと思います真顔

 

 

 

 

 

その昔、買って読んでイタリアにも持ってきた宗教についての本↓

さっぱり分かっていない私には、分かりやす本でした。

超初心者向け。

 

 

 

 

 

 

 


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