林檎事件 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

水曜日のこと。

 

いつものようにお昼にピピウを迎えに行きました。

 

ピピウは給食は食べず、お昼に家に帰ってきます。

 

 

 

ちょうどピピウが幼稚園を出る時間は、園児たちが給食室に移動する時間のようで、ときどきピピウも給食室まで一緒に移動して、私が迎えにくるのを待っているようです。

 

すると、時々、ピピウがオレンジやミカンなどの果物を一つ手に持っていることがあります。

 

おそらく、みんなが食べる準備を始めているのに、見ているだけのピピウを可哀そうに思ってか、もしくはピピウが「欲しい」と言うのか…

とにかく善意で果物をピピウにくれるのだと思います。

 

 

この日は黄色い林檎を手に持っていたピピウ。

 

 

帰り道、もらった林檎を見ながら、

「今日、ごはんのあと、この林檎食べる。」

と言っていました。

 

大事に持っていた林檎ですが…

 

 

 

 

 

ボトッ!

 

 

コロコロコロコロ…

 

 

 

 

 

ピピウの手から落ちて、転がっていった林檎。

 

 

 

そして、運悪く、歩道のそばに駐車されていた車の下に入ってしまったのです。

 

 

 

車の下を覗いてみるも、林檎は見えても手の届くところにはなく…。

 

 

 

「マンマ、りんご取って!」

 

と言うピピウ。

 

「ピピウ、これ、取れないよ。

車の下に入っちゃったから、マンマでも手が届かない。」

 

と言うと…

 

 

ピピウ、号泣。

 

 

 

泣いたまま、その場所から動こうとしません。

 

 

「ピピウ、マンマにだってできないことあるよ。

この林檎は取れない。

今度、何かもらったら、落とさないようにちゃんと両手で持とうね。

この林檎は諦めようね。」

 

となだめてみるも…

 

 

効果なし。

想定内。

 

 

 

 

 

 

それでも、一通り泣くと、トボトボと家の方へ歩き出しました。

 

でも、不機嫌MAX真顔

 

 

 

 

そして、また道の途中で、林檎を思い出したのか、

 

「りんご!黄色いりんご、食べたい!マンマ、取って!」

 

と泣き出したピピウ。

 

 

「無理だって。

あの林檎はもう取れないの。」

 

と言っても通じません。

 

 

 

 

そのうち、私に対して怒りだし、私をベシベシ叩いたりし始めました。

 

そして、極めつけには、私を見ながら挑発するように、わざと歩道から車道に出ようとしたので、ピピウの手をグイっと引っ張って、

 

「いい加減にしなさい!ムキー

 

と怒りました。

 

 

 

 

道の真ん中で。

 

 

 

そして、ピピウ、またもや号泣。

 

 

やーめーてーくーれーチーン

 

 

 

もうね…最近、毎日“叱る”というよりは怒ってます。

ここ最近、反抗期?

駄々をこね始めると、我が子ながら手に負えません。

 

 

 

 

すると、前方から、1人のおばあさんがやってきました。

 

すると、号泣しているピピウを見て、おばあさんが、

 

「あらあら、どうしてこの子は泣いてるの?

何があったの?」

 

とピピウに問いかけました。

 

ピピウは答えず、泣きっぱなし。

 

 

私がおばあさんに林檎事件を説明すると…

 

 

「あらまー。それは災難だったわねー。

残念ながら、生きてればいろんな災難が起こるものよ。

でも、見て。今日はこんなにまぶしいお日様も出て、あたたかくて、素晴らしい日よ。

なのに泣いてちゃダメよ、お嬢ちゃん。」

 

と、おばあさん。

 

 

いやー、おばあさん、

奥が深い。

 

 

「ピピウ、聞いた?

もう泣くのはやめよう。

今度、大切な物をもらったら、両手でしっかり持って、落とさないようにしようね。」

 

「マンマの言う通りよ。

さぁ、涙を拭いて。

かわいいお顔を見せて頂戴。」

 

 

外面の良いピピウは、おばあさんのおかげで泣き止み、

おばあさんに笑顔まで見せていました。

 

「まー、かわいい!

笑っている顔がやっぱりかわいいわ!

お嬢ちゃんみたいな孫が私にもいたらいいのに。」

 

とおばあさん。

 

 

おばあさんにお礼を言うと、おばあさんは私にこう言いました。

 

「口出ししてしまって…不快に思ったならごめんなさいね。」

 

と。

 

 

 

とんでもない!

 

 

 

最後までピピウを女の子と勘違いしていたおばあさんでしたが、

とても素晴らしいおばあさんに会えて、

心があたたかくなりました。

 

 

 

ピピウも

 

「チャオー👋」

 

と、おばあさんに笑顔で手をふって別れたので、

このまま気分を切り替えて、家までたどり着ける!

 

 

 

と、思ったら…

 

 

 

また20m進んだとこくらいで、

 

 

「りんご欲しい!りんご欲しい!

黄色いりんご欲しい!」

 

 

と怒りながら泣き出したピピウでしたチーン

 

 

 

 

もう、手を引っ張って家に帰りましたムキー

 

 

 

 

それにしても、あのおばあさん、優しかったな~キラキラ

 

 

 

 

 

その日の昼ご飯のデザートはピピウの好物の黄色いメロン(瓜)を切って、

それを食べて機嫌の直ったピピウでした。

 

 

 

でも、お昼ご飯の後、私の母とビデオチャットしたとき、

母(ピピウにとってはおばあちゃん)に、

 

黄色いりんご、落ちちゃった。

車の下に行った。」

 

と言っていました。

 

母は“???”でしたけど。笑

 

 

ビデオチャットの第一声がそれだったということは、やはり林檎のことはかなりショックだったのだと思われます。

 

 

 

今度は落とさないようにしないとね。

 

 

それにしても、思いもよらないところに子育て地雷があるので、本当に大変!滝汗

 

 

 

 

 

 


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