保育園との縁 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

私たちが受けたコロナの影響の一つがピピウの保育園のこと。

 


 

ピピウはかなりの未熟児で生まれたこともあり、免疫力が弱いことから、ドクターたちから

「保育園に預けないことを強く勧める」

と言われていました。

3歳入園の幼稚園まで待つようにと。

 


そもそも約2歳まで在宅点滴をしており、中心静脈カテーテルもあったので、保育園にやることは考えられませんでした。




なので、保育園には通わせないつもりだったのですが…


去年の夏、神経心理科の外来で、

「ピピウの発達のことを考えると、保育園にやることを勧める」

と言われたんです。


ただし、“発達”の観点からするとという意味で、免疫力云々はまた別のことなので、決めるときは主治医と相談だなと思っていました。

 




ちょうど、イタリアの新年度にあたる9月から私も本格的に働き始めたいなと思っていたころで、たまたま定期外来以外で主治医と話す機会があったときに、そのこともそれとなく聞いてみると、

「まぁ…保育園にやるとしたら、

きっとここ(病院)に来る回数は増えるだろうし、

ここ(病院)に泊まる(入院する)ことも

あるかもね。

でも、発達のことをいえば

保育園にやるのは

もちろんいいことだと思うわよ。」

と。

 



あまり勧められなかったけど、“No”とも言われませんでした。

 



まぁ…

 

ピピウが体調をくずして

入院することになって

あなたたち親が大変でも

その覚悟があるなら

保育園にやっても

いいんじゃない?

 

というふうに私もダンナの主治医の言葉を訳したわけです。

 

 

 


悩むところですが、私の仕事のこともありますし、この時ピピウはもう中心静脈カテーテルも抜去できていたので大きな心配は減っていましたし、

保育園に入れて多くの子供たちと育つのもやはりいいだろうと思い、とりあえず保育園を調べてみました。

 



そもそも保育園の申し込みはその年の1月にする必要があり、この時既に7月だったので、入園を希望するには遅すぎ、普通に入園するのは不可能だったわけです。




私立の保育園と公立の保育園と両方調べ、

とりあえず公立保育園は空きがないので待機リストに名前を載せてもらい、

私が本格的に仕事復帰できるなら、高くても私立の保育園に預けて…

でも、ピピウが病気ばかりしてもかわいそうだし、

私たちも大変だし…

でもでも、ピピウの発達のことを考えたら…




と、様々な葛藤があったわけですが…

 



結局、いろいろありまして、ピピウの保育園入園は見送ることに。

 



ただ、公立保育園の待機リストはそのままにしておいたんです。

 

 

 

 

すると…

 

 

 

忘れたころに電話がかかってきました。

 

 

 

うちの近くの市と連携している保育園で空きが出たと。

 

 

 

それが、今年3月はじめの話。

 

 

 

 

イタリアの学校(保育園も)は6月半ばで終わって夏休みに入ります。

そして、新学期は9月から。

 


3月に入園しても3か月ほどしか通えないし、しかも今年の9月からは幼稚園に行くことになるので、せっかく仲良くなってもほとんどの子供たちときっとバラバラになってしまう…。

 

 


微妙。

 

 

 

しかも、新型コロナウイルスが騒がれてきて、学校閉鎖がとか言ってるし…。

 

 

 

ものすごく

微妙。

 

 

 

 

 


それでも、公園で他の子供がいると喜ぶピピウを考えると、お試しみたいな感じでも、たった3ヶ月でも、通わせてやれたらいいかな。

ダメならやめればいいだけ。

そうも思えて、とりあえず、保育園のスタッフと面接することを決めました。

 




その面接の予定だった日が3月11日

 




イタリア全土ロックダウンが

3月10日でした。

 

 




ロックダウン以前に学校閉鎖がされたので、その時点で保育園から電話があって、面接は延期でいつできるかは未定ってことだったんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら、保育園とピピウは

縁がなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、こうなるときっぱり諦めもつきましたけどね。

 

 

 

 

 

 

 

このまま新型コロナウイルスが落ち着いてくれれば、今年の9月からピピウは幼稚園に通い始めます。

 

 




結局、保育園に通うことのなかったピピウ。

 

 

 

でも、私の中では、


できれば、保育園にも通わせたかったな。


 

 

 

やっぱり、同じ子供からしか学べないこともたくさんあったと思います。

 

保育園に行けていたとしたら、毎日喜んで通っていたのではないかと思います。




 

 

あえて、保育園に行かなくてよかったことといえば…

長い時間ピピウといられたことと、

3歳までに日本語をけっこう覚えさせることができたことでしょうか。

 

 

 

働くお母さんで、小さな子供を保育園に預けるのに罪悪感を感じる…といったようなことを目にしたことがあります。

 

 

 

私からすると…

 

罪悪感を感じる必要はないと思います。

 

 

子供にとって、保育園もちゃんと学びの場。

そして、遊びの場。

そこでいろいろなことを学び、成長しているのですから、

幼い子供を保育園に入れている両親は、

そういった学びの絶好の場を自分の子供に提供しているのだと思います。

 

子供が親の仕事の犠牲になっていると考えるのはちょっと違うのではないかと思います。


ま、保育園のあとで、どれだけ子供との時間が取れるのかにもよるのでしょうが…。

 

 

 

 

 

 

ピピウには9月から幼稚園でいっぱい遊んで、いっぱいお友達を作って欲しいです。

 

ウイルスもバクテリアももらってくるだろうけど…

 

私も頑張る!

 

 

 

 

 

 

 

 


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