ピピウはトミカのおもちゃが大好きです。
お気に入りはいくつかありますが、消防車もその一つ。
今はこのトミカの消防車を見るたびに、
「消防車、乗った!」
と私に嬉しそうに言うのです。
実は、ピピウが消防車に乗ったというのは本当の話。
日本ででした。
私の実家は京都府の田舎ですが、イタリアに戻る前の数日は空港近くのホテルに宿泊していました。
毎日ホテルを出て、大阪観光をしていたのですが、最寄り駅に行くまでに消防署の前を通るんです。
消防署に止まっている消防車を見て、ピピウは興味津々。
ダンナが、
「写真、撮ってもいいか聞いてきなよ。」
と言いましたが、消防士さんは見当たらず…。
わざわざ中に入って聞くのも…と、気が引けて、結局見てるだけでした。
ところが、3日目の朝。
消防署の前でまた立ち止まって消防車を見ていると、若い消防士さんが消防署から出てきました。
なので…
「すみません。この子が消防車が大好きなんですが、消防車の前で写真だけ撮らせていただけませんか?」
と聞いてみました。
若い消防士さんは
「あ、ちょっと待っててくださいね。」
と言って、また消防署の中へ。
少しして、若い消防士さんが上司(って消防士も言う?)らしき別の消防士さんと出てきました。
もう一度、写真を撮らせてもらえないかお願いしたところ、
「どうぞ、どうぞ。」
と。
ベビーカーに乗ったピピウを消防車の前に置いて、写真撮影。
「ありがとうございます。」
とお礼を言うと、消防士さんが
「消防車、乗ってみますか?」
と。
えっ!?
いいんですか!?😳
そう言っていただいて返事がNOな訳がない❗
「一番大きいのがいいかな?」
と、消防士さんが並んでた消防車の中でも一番大きい消防車の運転席を開けてくれました。
運転席にピピウを乗せました。
大きいですね、消防車。
ピピウ、ハンドルに手を伸ばすのが精一杯。
私は車外からピピウを支えていたので、ダンナに「前から写真撮って!」とお願いしたんですが…
「ピピウが小さすぎて、ハンドルに隠れて顔が見えない!」
と、ダンナ。
ピピウより親の方が興奮気味です。笑
そんな…消防車に乗ってる写真なんてなかなか撮れないのに…と、思ってると...消防士さんにイタリア語が通じたのかどうなのか
「小さい消防車の方にも乗せてみます?」
と、ありがたいオファー!
ありがとうございます🙇🏻♀️
小さい方の消防車は運転席に乗せてもフロントガラスから顔が見えて、ちゃんと消防車に乗っている写真が撮れました。
ピピウは状況を理解していたのかどうなのか…
消防車の大きなハンドルを両手で握り、嬉しそうに運転する真似をしていました。
でも、消防士さんたち、いつ緊急出動になるかわからないし、邪魔をしては申し訳ないと思い、写真も撮れたし、さっさとピピウを消防車から降ろして、
「本当にありがとうございました。今回の日本滞在のいい思い出ができました。」
と、お礼を言いました。
「そうですか?それはよかったです。」
と笑顔の消防士さん。
すると、若い消防士さんが、
「よかったら、ご家族3人一緒の写真を撮りましょうか?」
と、消防車の前で私たち3人一緒の写真を撮ってくださったのです。
感激😭
その親切さとサービス精神に感動でした。
お願いする前は、ダメだと断られてもしょうがないと思っていました。
思いきってお願いしてみてよかったです。
そんなわけで、ピピウは消防車のおもちゃを見ては、未だに
「消防車、乗った!」
と嬉しそうに言います。
私がスマホをいじってると、
「消防車の写真、見る!」
と言ってきます。
日本滞在のいい思い出になりました。
消防士さんたちはきっと多くの子供たちの憧れです。
傷ついた人たちを救うヒーロー。
現在、日本も新型コロナの影響で、消防署の皆さんも大変かと思います。
どうか、健康には十分気をつけて、今日も多くの人を救ってください。
ピピウを消防車に乗せてくださった二人の消防士さん。
ピピウに夢を与えてくださって、ありがとうございました。
↓ ↓ ↓ ↓
~おすすめ~
これ、ピピウのイチオシです。
関西人なら、キュンとくるはず。
今年は親子3人で海遊館に行ってジンベイザメが見れました。
だからよけい、このトミカの海遊館トラックを見るとキュンとします。